特許
J-GLOBAL ID:201603007558110207

セルロース系樹脂およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 宮崎 昭夫 ,  緒方 雅昭
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-535374
特許番号:特許第5853697号
出願日: 2010年10月04日
請求項(抜粋):
【請求項1】 セルロース又はその誘導体のセルロース水酸基と、カルダノール又はその誘導体のフェノール性水酸基を利用して、セルロース又はその誘導体にカルダノール又はその誘導体が結合されてなるセルロース系樹脂であって、 前記セルロース誘導体は、セルロースの水酸基の一部をアシル化、エーテル化又はグラフト化したものであり、 前記カルダノール誘導体は、カルダノールの直鎖状炭化水素部分の不飽和結合の少なくとも一部が水素添加された、若しくはさらにそのフェノール部分の芳香環が水素添加されシクロヘキサン環に変換された、カルダノール水素添加物、又は多官能化合物の官能基をカルダノールのフェノール性水酸基と反応させて該多官能化合物が結合したもの、又は多官能化合物の官能基を前記カルダノール水素添加物のフェノール性水酸基と反応させて該多官能化合物が結合したものであり、 セルロース又はその誘導体とカルダノール又はその誘導体との結合は、セルロース又はその誘導体のセルロース水酸基と、カルダノール又はその誘導体のフェノール性水酸基を利用して形成された結合であって、前記セルロース水酸基と前記フェノール性水酸基との脱水反応による結合、あるいは前記セルロース水酸基が結合しているセルロース炭素原子と前記フェノール性水酸基が結合しているカルダノール炭素原子とが有機連結基を介して連結された結合であり、 前記有機連結基は、前記セルロース炭素原子に結合する、エステル結合、エーテル結合およびウレタン結合から選ばれる第1の結合と、前記カルダノール炭素原子に結合する、エステル結合、エーテル結合およびウレタン結合から選ばれる第2の結合と、炭化水素基を含み、 前記セルロース炭素原子と前記炭化水素基は、前記第1の結合を介して結合され、前記カルダノール炭素原子と前記炭化水素基は、前記第2の結合を介して結合され、 前記多官能化合物は、セルロースの水酸基と反応できる第1の官能基、カルダノールのフェノール性水酸基と反応できる第2の官能基、並びに第1及び第2の官能基と結合した炭化水素基を有する化合物であり、第1の官能基は、カルボキシル基、カルボン酸ハライド基、カルボン酸無水物基、エポキシ基、イソシアネート基、及びハロゲン基からなる群から選ばれ、第2の官能基は、カルボキシル基、カルボン酸ハライド基、カルボン酸無水物基、エポキシ基、イソシアネート基、及びハロゲン基からなる群から選ばれ、 前記セルロース又はその誘導体のセルロース水酸基に、アセチル基、プロピオニル基及びブチリル基から選ばれる少なくとも一種のアシル基が付加されている、セルロース系樹脂。
IPC (2件):
C08B 3/10 ( 200 6.01) ,  C08B 3/16 ( 200 6.01)
FI (2件):
C08B 3/10 ,  C08B 3/16
引用特許:
出願人引用 (4件)
全件表示
審査官引用 (4件)
全件表示
引用文献:
前のページに戻る