特許
J-GLOBAL ID:201603008912318801

汚染土壌を浄化する土壌浄化施設のための雨水処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山田 卓二 ,  田中 光雄
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-059995
特許番号:特許第5997401号
出願日: 2016年03月24日
要約:
【課題】クローズドシステム型の土壌浄化施設の浄化施設敷地に降下した雨水に混入した土壌汚染物質の外部への排出を確実に防止することを可能にする手段を提供する。 【解決手段】クローズドシステム型の土壌浄化施設3が配設された浄化施設敷地2に降下した雨水を処理する雨水処理装置Sは、雨水貯槽5と、砂収容部6と、雨水散布装置は、砂収容部6に配設された軌道41上を走行する走行部と、走行部に搭載されたモータと雨水ポンプと雨水放出器とを備えている。この雨水処理装置Sにおいては、軌道41上で走行部を走行させながら、砂収容部6内の砂層に雨水散布装置から雨水を散布する一方、該砂層付着している雨水を空気中に蒸発させて砂収容部6から除去する。砂収容部6で所定の期間用いられた砂又は土は、土壌浄化施設3に導入され、浄化すべき汚染土壌とともに浄化される。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 施設外に排出されることなく施設内を循環して流れる洗浄液により、土壌汚染物質を含む汚染土壌を洗浄して浄化するクローズドシステム型の土壌浄化施設が配設された浄化施設敷地に降下し前記土壌浄化施設から前記浄化施設敷地に散逸又は漏出した土壌汚染物を含んでいる雨水を処理する雨水処理装置を用いた雨水処理方法であって、 前記土壌浄化施設は、前記汚染土壌を前記洗浄液で浄化しつつ分級して、清浄な粗骨材と砂と土とを生成するように構成され、 前記雨水処理装置は、 平面形状が長方形となるように形成され砂又は土を収容する砂収容部と、 前記浄化施設敷地及び前記砂収容部に降下した雨水を貯留する雨水貯槽と、 前記砂収容部の長手方向に伸びる1つの側縁部に沿って伸び、前記雨水貯槽から雨水が供給される雨水溝と、 前記雨水溝に供給された雨水を、前記砂収容部に収容されている砂又は土の上に散布する雨水散布装置と、 前記砂収容部に収容されている砂又は土の粒子の間隙を流下した余剰の雨水を前記雨水貯槽に還流させる排水溝とを備えていて、 前記雨水散布装置は、 前記砂収容部の長手方向に伸びる2つの側縁部に配置され、それぞれ前記砂収容部の長手方向に伸びる2本の走行路を有する軌道と、 前記2本の走行路の上で回転する車輪と前記車輪を回転駆動する駆動装置とを有し、前記軌道上を走行する走行装置と、 前記走行装置に搭載され、前記雨水溝内の雨水を吸い込み、加圧して吐出する雨水ポンプと、 前記走行装置に搭載され、前記雨水ポンプから吐出された雨水を受け入れて前記砂収容部に収容された砂又は土の上面に向かって放出する雨水放出具とを有し、 該雨水処理方法は、 前記軌道上で前記走行装置を走行させながら、前記砂収容部に収容された砂又は土の上に前記雨水散布装置から雨水を散布する一方、該砂又は土に付着している雨水を空気中に蒸発させて前記砂収容部から除去し、 前記土壌浄化施設で生成された清浄な砂又は土の一部を、前記砂収容部に収容する砂又は土として用い、 前記砂収容部で所定の期間用いられて土壌汚染物質が蓄積された砂又は土を前記土壌浄化施設に導入し、前記汚染土壌とともに浄化して前記蓄積された土壌汚染物質を除去し、 前記雨水放出具からの雨水の放出量を、前記砂収容部に収容された砂又は土の含水比が30〜35%に維持されるように設定することを特徴とする雨水処理方法。
IPC (4件):
C02F 1/04 ( 200 6.01) ,  B09C 1/02 ( 200 6.01) ,  B09C 1/08 ( 200 6.01) ,  C02F 1/62 ( 200 6.01)
FI (3件):
C02F 1/04 ZAB C ,  B09B 3/00 304 K ,  C02F 1/62 Z
引用特許:
出願人引用 (9件)
  • 廃棄物の埋立構造および埋立工法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-191682   出願人:日本国土開発株式会社, 株式会社エコテック
  • 特許第5661211号
  • 特許第5736094号
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審査官引用 (9件)
  • 廃棄物の埋立構造および埋立工法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-191682   出願人:日本国土開発株式会社, 株式会社エコテック
  • 特許第5661211号
  • 特許第5736094号
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