特許
J-GLOBAL ID:201603018859214441

汚染土壌を浄化する土壌浄化施設のための雨水処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山田 卓二 ,  田中 光雄
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-060536
特許番号:特許第5997402号
出願日: 2016年03月24日
要約:
【課題】クローズドシステム型の土壌浄化施設の浄化施設敷地に降下した雨水を、土壌汚染物質を未処理で外部へ排出することなく処理することを可能にする手段を提供する。 【解決手段】クローズドシステム型の土壌浄化施設3の施設敷地2に降下した雨水を処理する雨水処理装置Sは、雨水貯槽5と、砂収容部6と、雨水供給機構11と、雨水散布機構12と、回転機36と、回転フレーム37とを備えている。砂収容部6は、周壁7と、円形の底壁8と、底壁8から上方に隆起する中央隆起部9とを有している。雨水供給機構11は、雨水貯槽5に貯留された雨水を雨水散布機構12に供給する。回転機36は、中央隆起部9に配置され、鉛直方向に伸びる回転中心軸のまわりに回転する。回転フレーム37は、回転機36の回転に伴って回転する。雨水散布機構12は、雨水供給機構11から供給される雨水を、砂収容部6に収容されている砂又は土の上面に向かって放出する。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 施設外に排出されることなく施設内を循環して流れる洗浄液により、土壌汚染物質を含む汚染土壌を洗浄して浄化するクローズドシステム型の土壌浄化施設が配設された浄化施設敷地に降下し前記土壌浄化施設から前記浄化施設敷地に散逸又は漏出した土壌汚染物を含んでいる雨水を処理する雨水処理装置を用いた雨水処理方法であって、 前記土壌浄化施設は、前記汚染土壌を前記洗浄液で浄化しつつ分級して、清浄な粗骨材と砂と土とを生成するように構成され、 前記雨水処理装置は、 円筒状の周壁と前記周壁の下端部に結合された平面視で円形の底壁とを有し、平面視における前記底壁の中心部で該底壁から上方に隆起する中央隆起部を有し、前記周壁と前記中央隆起部の間における前記底壁の上方の環状空間部に砂又は土を収容する砂収容部と、 前記浄化施設敷地及び前記砂収容部に降下した雨水を貯留する雨水貯槽と、 前記雨水貯槽に貯留された雨水を加圧して前記砂収容部に供給する雨水供給機構と、 前記中央隆起部に配置され、駆動装置によって駆動され鉛直方向に伸びる回転中心軸のまわりに回転する回転機と、 前記砂収容部の半径方向に伸び、一端が前記回転機に連結され、他端が前記砂収容部の周壁の上方又はその近傍に位置し、前記回転機の回転に伴って前記回転中心軸のまわりに回転する回転フレームと、 前記回転フレームに配置され、前記雨水供給機構から供給される雨水を受け入れて、前記砂収容部に収容されている砂又は土の上面に向かって放出する雨水放出機構と、 前記砂収容部に収容されている砂又は土の粒子の間隙を流下した余剰の雨水を前記雨水貯槽に還流させる雨水還流機構とを備えていて、 該雨水処理方法は、 前記回転フレームを前記回転中心軸のまわりに回転させながら、前記砂収容部に収容された砂又は土の上に前記雨水放出機構から雨水を散布する一方、該砂又は土に付着している雨水を空気中に蒸発させて前記砂収容部から除去し、 前記土壌浄化施設で生成された清浄な砂又は土の一部を、前記砂収容部に収容する砂又は土として用い、 前記砂収容部で所定の期間用いられて土壌汚染物質が蓄積された砂又は土を前記土壌浄化施設に導入し、前記汚染土壌とともに浄化して前記蓄積された土壌汚染物質を除去し、 前記雨水放出機構からの雨水の放出量を、前記砂収容部に収容された砂又は土の含水比が30〜35%に維持されるように設定することを特徴とする雨水処理方法。
IPC (4件):
C02F 1/04 ( 200 6.01) ,  B09C 1/02 ( 200 6.01) ,  B09C 1/08 ( 200 6.01) ,  C02F 1/62 ( 200 6.01)
FI (3件):
C02F 1/04 ZAB C ,  B09B 3/00 304 K ,  C02F 1/62 Z
引用特許:
審査官引用 (11件)
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