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J-GLOBAL ID：201702210958872066   整理番号：17A0657211

ファインバブルの活用 ファインバブルを用いた洗浄・水処理技術

著者 (3件)： 秦隆志 (高知工高専) ,  西内悠祐 (高知工高専) ,  坂本正興 (坂本技研)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 68  号： 6  ページ： 317-320  発行年： 2017年06月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ファインバブル技術を効果的に事業化に繋げるには,ファインバブルが持つ,a)比表面積が大きく気液界面での化学反応などが飛躍的向上する,b)液体中での上昇速度やスリップ速度が小さく,均質な反応場が得やすい,c)気体の溶解促進効果,などの性質の把握と有効な活用が重要である。本稿では,特性a)を活かした洗浄技術や,特性b),c)を用いた水処理技術におけるファインバブルの有効性について解説し,循環型社会に貢献しうるファインバブル技術の可能性を紹介した。まず,ファインバブルを用いた油分除去(洗浄)技術(気泡径分布測定,ファインバブルの総面積と洗浄力OCD換算の関係,疎水性相互作用の場の形成など)について説明した。次に,ファインバブルを用いた水処理技術(排水処理:活性汚泥法への酸素のファインバブルの導入の可能性の検証,アンモニア性窒素の減少など硝化行程の短縮化といった効果を確認,溶存酸素量の確保・向上のためのオゾン処理など)について紹介した。

シソーラス用語： *気泡 ,  比表面積 ,  化学反応 ,  物質移動 ,  物理吸着 ,  *洗浄 ,  洗浄力 ,  気泡径 ,  表面積 ,  COD【水質】 ,  *下水処理 ,  活性汚泥法 ,  硝酸化成菌 ,  酸素エアレーション ,  オゾン処理 ,  不飽和脂肪酸 ,  オレフィン化合物 ,  ヘキソース ,  アルドース
準シソーラス用語： ナノバブル ,  *ファインバブル ,  マイクロバブル ,  気泡発生 ,  酸素供給 ,  洗浄効果

分類 (2件)： その他の流体処理  (XD02130K) ,  下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H)

物質索引 (2件)： オレイン酸 ,  グルコース

引用文献 (4件)：

• 1)寺坂宏一 ; 化学工学, 78,(9), p.580(2014).
• 2)一般社団法人ファインバブル産業会(FBIA); http://www.fbia.or.jp/
• 3)大下誠一 ; 食品と開発, 45,(7), 6(2010).
• 4)坂田和之, 山嵜和幸, 中條数美, 片岡正紀, 岩田耕治, 宇田啓一郎 ; シャープ技報, 94, p.68(2006).

タイトルに関連する用語 (4件)： ファインバブル ,  活用 ,  洗浄 ,  水処理