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J-GLOBAL ID：201702212399292811   整理番号：17A0982084

酸化物半導体を用いた高効率太陽電池

High-efficiency solar cells fabricated using oxide semiconductors.

著者 (2件)： 南内嗣 (金沢工大 光電相互変換デバイスシステム研究開発セ) ,  宮田俊弘 (金沢工大 工)
資料名： 応用物理  (JSAP International)
巻： 86  号： 8  ページ： 677-679  発行年： 2017年08月10日 
JST資料番号： F0252A  ISSN： 0369-8009  CODEN： OYBSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 酸化物半導体を使用する高効率亜酸化銅(Cu₂O)系太陽電池に関する研究開発の現状を紹介する。古くからよく知られた半導体であるCu₂Oは,原材料が地殻埋蔵量の豊富な銅であり,安価で毒性がなく環境に優しい材料である。n形Cu₂Oの作製が困難という問題はあるが,多結晶p形Cu₂Oを活性層として用いるヘテロ接合酸化物半導体太陽電池において,得られる光起電力特性が近年飛躍的に改善されている。最近,多結晶p形Cu₂O薄板(シート)上にn形Zn_1-x-Ge_x-O多元酸化物薄膜(窓層)を形成して作製したヘテロ接合太陽電池において,8%を超える高いエネルギー変換効率が達成されている。(著者抄録)

シソーラス用語： *酸化第一銅 ,  *太陽電池 ,  光起電力 ,  *エネルギー変換効率 ,  薄膜 ,  酸化亜鉛 ,  ドーピング ,  アルミニウム ,  電流電圧特性 ,  薄板 ,  ヘテロ接合太陽電池 ,  光電変換効率 ,  多接合型化合物半導体太陽電池 ,  ZnOフィルム
準シソーラス用語： 化合物半導体太陽電池 ,  ZnO薄膜

分類 (1件)： 太陽電池  (NC03084O)

引用文献 (21件)：

• L.C. Olsen, F.W. Addis, and W. Miller: Sol. Cells 7, 247 (1982-1983).
• 和田隆博監修:化合物薄膜太陽電池の最新技術(シーエムシー出版,2007).
• 和田隆博監修:化合物薄膜太陽電池の最新技術II(シーエムシー出版,2014).
• 南内嗣:研究開発リーダー 2013年5月号,p.25.
• T. Minami, T. Miyata, and Y. Nishi: Sol. Energy 105, 206 (2014).

タイトルに関連する用語 (3件)： 酸化物半導体 ,  高効率 ,  太陽電池