文献

J-GLOBAL ID：201702214024194473   整理番号：17A0460497

エネルギーキャリアとしてのアンモニア合成を指向した酸化プラセオジム担持ルテニウム触媒の開発

著者 (3件)： 佐藤勝俊 (京大 触媒・電池元素戦略研究拠点) ,  佐藤勝俊 (大分大 理工) ,  永岡勝俊 (大分大 理工)
資料名： 水素エネルギーシステム  (Journal of the Hydrogen Energy Systems Society of Japan)
巻： 42  号： 1  ページ： 20-25  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： F1603A  ISSN： 1341-6995  CODEN： SESHE3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アンモニアの合成方法としては,二重促進鉄触媒を用いたHaber-Bosch(HB)プロセスが有名である。HBプロセスよりも温和な反応条件でアンモニアを生産する中小規模の分散型アンモニアプラントを実現できれば,天候などによる変動が大きく,得られる地域が広く分散した再生可能エネルギーをより有効に利用できると考えられる。この様なプラントの実現ためのキーテクノロジーは,工業化に適した温和な条件(350-450°C,1-10MPa)で高いアンモニアのワンパス収率を示し,頻繁な起動・停止を含む反応条件の変動に強い触媒の開発である。本稿では,開発したRuPr₂O₂について紹介した。本触媒の用途は,再生可能エネルギー利用のプロセスに限定されるものではなく,二重促進鉄触媒よりも温和な条件で作動するという特性を利用できれば,既存の工業アンモニア合成プロセスの合理化・省エネ化にも寄与することが期待される。

シソーラス用語： *再生エネルギー ,  *エネルギー ,  *キャリア ,  *水素 ,  *化学合成 ,  *酸化プラセオジム ,  *ルテニウム触媒 ,  *担持触媒 ,  多重化 ,  促進 ,  アンモニア ,  プラント ,  収率 ,  鉄触媒 ,  合理化 ,  *アンモニア合成 ,  省エネルギー技術 ,  改変 ,  節約
準シソーラス用語： 省エネルギー ,  *再生可能エネルギー ,  二重化 ,  省エネ

分類 (3件)： 窒素とその化合物  (YB02050S) ,  不均一系触媒反応  (CB06100E) ,  貴金属触媒  (CB06122I)

引用文献 (19件)：

• K. Eguchi, in: Energy Technology Roadmaps of Japan, Springer Japan, (2016).
• Klerke, C.H. Christensen, J.K. Nørskov, T. Vegge, J. Mater. Chem., 18, 2304-2310 (2008)..
• H. Bielawa, O. Hinrichsen, A. Birkner and M. Muhler, Angew. Chem., Int. Ed., 40, 1061-1063 (2001).
• S. Perathoner and G. Centi, ChemSusChem, 7, 1274-1282 (2014).
• K. Aika, H. Hori and A. Ozaki, J. Catal., 27, 424-431 (1972).

タイトルに関連する用語 (6件)： エネルギーキャリア ,  アンモニア合成 ,  酸化プラセオジム ,  担持 ,  ルテニウム触媒 ,  開発