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J-GLOBAL ID：201702215041338623   整理番号：17A0565097

人工水路を用いた植物によるヒ素を含む水の浄化技術

著者 (4件)： 岡崎健治 (土木研 寒地土木研) ,  山崎秀策 (土木研 寒地土木研) ,  倉橋稔幸 (土木研 寒地土木研) ,  榊原正幸 (愛媛大 大学院理工学研究科)
資料名： 地盤工学会誌  (Geotechnical Engineering Magazine)
巻： 65  号： 5  ページ： 28-29  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： F0369A  ISSN： 1882-7276  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,植物の重金属吸収効果による環境汚染修復技術が注目されている。筆者らは,これまで重金属を吸収蓄積する能力を持つカヤツリグサ科マツバイ(マツバイ)を用いた浸出水の浄化試験を行ってきた。人工水路にマツバイを敷設し,ヒ素を含む鉱山廃水を流入させた実験を行い,流入水の濃度変化とマツバイのヒ素の吸収量を検討した。その結果,水に含まれるヒ素の濃度低下,およびマツバイによる試験水ヒ素総量の41%の吸収量を確認した。

シソーラス用語： *重金属 ,  *浄化 ,  ヒ素 ,  浸出液 ,  重金属汚染 ,  環境修復 ,  鉱山排水 ,  植物 ,  水路 ,  *カヤツリグサ科 ,  バイオレメディエーション
準シソーラス用語： マツバイ ,  汚染修復

分類 (1件)： 水質汚濁一般  (SB02010U)

引用文献 (4件)：

• 建設工事における自然由来重金属等含有岩石・土壌への対応マニュアル検討委員会: 建設工事における自然由来重金属等含有岩石・土壌への対応マニュアル(暫定版), pp.72~84, 2010.
• Masayuki Sakakibara, Aki Harada, Sakae Sano and Rie S. Hori. :Heavy Metal Tolerance and Accumulation in Eleocharis acicularis, a Heavy Metal Hyper accumulating Aquatic Plant Species, Geo-Pol. Sic., Med. Geol. and Urban Geol., Vol. 5, pp. 1-9, 2009.
• 室伏祥子・伊藤隆政・高藤 誠・須田俊之・久保田伸彦: 植物の土壌浄化能力による放射性同位体の回収及び処理方法, IHI技報, Vo.51, No.4, pp.87~90, 2011.
• 岡﨑健治・山崎秀策・倉橋稔幸・榊原正幸: 重金属を吸収する植物による排水の浄化実験, 土木学会論文集G(環境), Vol.72, No.7, III_179~III_185, 2016.

タイトルに関連する用語 (4件)： 植物 ,  ヒ素 ,  水 ,  浄化