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J-GLOBAL ID:201702215523516081   整理番号:17A0729267

歴史書から探る太陽活動 東アジアの歴史書に記録されたキャリントン・イベント

Carrington Event Recorded in East Asian Historical Documents
著者 (4件):
資料名:
巻: 110  号:ページ: 455-463  発行年: 2017年06月20日 
JST資料番号: F0543A  ISSN: 0374-2466  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1859年というと観測史上最初で最大の太陽嵐「キャリントン・イベント」が起こった年です。このとき西半球ではハワイやカリブ海等普段オーロラが見えないはずの場所までオーロラが観測され,世界各地で巨大な磁気嵐が観測されました。しかしその一方,東半球でのオーロラの挙動は当時その地で体系的な近代科学観測が行われていなかったことから,必ずしもその実態がよくわかっていませんでした。そこで本研究では同時代の歴史文献を当たり,関係のオーロラ記述から,東アジアにおける磁気嵐の規模推定,磁気嵐とオーロラ観測の時間の対応,当時の天気による影響の3点を検討しました。この結果,キャリントン・イベントの磁気嵐は東半球でも西半球と大差ない規模でオーロラを発生させ,そのタイミングも既知の磁気擾乱のタイミングと矛盾しないものであることがわかりました。この結果はまた,歴史文献に記された近代観測以前の太陽嵐や磁気嵐についての研究の可能性を開くものでもあります。(著者抄録)
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分類 (1件):
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太陽系一般 
引用文献 (22件):
  • Carrington R. C., 1859, MNRAS 20, 13
  • Kimball D. S., 1960, A study of the aurora of 1859, Scientific Report No. 6 (University of Alaska, Anchorage)
  • Tsurutani B. T., et al., 2003, JGR 108, 1268
  • National Research Council, 2008, Severe Space Weather Events (National Academies Press, Washington D.C.)
  • Hayakawa H., et al., 2016, PASJ 68, 99
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