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J-GLOBAL ID:201702215624870766   整理番号:17A0923319

バルクとマイクロX線吸収微細構造スペクトルによる粗と細粒エアロゾル粒子に関する鉛スペシエーション研究

Lead speciation studies on coarse and fine aerosol particles by bulk and micro X-ray absorption fine structure spectroscopy
著者 (7件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 215-225  発行年: 2017年 
JST資料番号: S0495A  ISSN: 0016-7002  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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東広島市にて採取し,サイズ分画したエアロゾル粒子中に含まれる鉛化学種をバルクとマイクロX線吸収微細構造スペクトル(μ-XAFS)とマイクロビームX線蛍光分析(μ-XRF)-熱力学計算により定量した。細粒エアロゾル粒子に含まれる主要な鉛化学種はPbSO4,PbC2O4,Pb(NO3)2である。化学種は内部的に混合している。熱力学計算により推定される細粒エアロゾル粒子に含まれる鉛化学種はXAFS分光により推定される化学種と一致する。細粒エアロゾル粒子に含まれる鉛化学種は水圏化学と関連した雲中プロセスにより形成されることが示唆される。雲中プロセスに加え,鉛とNOx,SO2,シュウ酸との不均一反応が,細粒エアロゾル粒子に含まれる主要な鉛化学種にとって重要な反応経路である。粗粒エアロゾル粒子に含まれる鉛化学種は2PbCO3・Pb(OH)2,Pb(NO3)2,PbC2O4である。白色鉛塗料の主要成分である塩基性炭酸鉛が主要な鉛化学種である。大気中での2PbCO3・Pb(OH)2とHNO3間での化学反応がPb(NO3)2を形成する。これらの主要な化学種の他に,μ-XAFSはバルク-XAFSにより見落とされた微量化学種を検出した。μ-XRF,μ-XAFS,バルク-XAFS,熱力学計算の組合せは,正確で信頼性の高い鉛スペシエーションと起源特定に有効な手段である。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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粒状物調査測定  ,  鉛とその化合物  ,  分光分析  ,  対流圏・成層圏の地球化学 
引用文献 (36件):

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