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J-GLOBAL ID：201702216832848628   整理番号：17A1146012

災害時の救助支援を目的とした小型水素吸蔵合金アクチュエータの提案

A pilot study of compact metal hydride actuator for a disaster rescue operation

著者 (7件)： 細野美奈子 (産業技術総合研) ,  榊浩司 (産業技術総合研) ,  近井学 (産業技術総合研) ,  島田茂伸 (東京都産業技術研究セ) ,  土井幸輝 (特別支援教育総合研) ,  中村優美子 (産業技術総合研) ,  井野秀一 (産業技術総合研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 188(WIT2017 14-29)  ページ： 51-54  発行年： 2017年08月21日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 倒壊家屋や転倒家具により閉じ込められた人の生存救出率は時間と共に減少するため,災害時には公的機関による支援とともに,被災者自身や地域コミュニティを中心とした迅速な救助活動が重要となる。そのため,高齢者など要配慮者でも身体的負担が軽く使用可能な災害救助用デバイスは救助活動において有効に働くと考えられる。本研究では,電力供給や人力による反復動作がなくとも高出力が可能であること,軽くて小さいことを設計指針に,圧力源として16gの水素吸蔵合金,エンドエフェクタとしてプラスチックファイバークロス補強ゴム製の袋を用いた災害救助用の小型水素吸蔵合金アクチュエータの試作を行った。合金の容器を発熱剤と水の化学反応により加熱することで,試作したアクチュエータを用いて100kgの重りを約55mmまで持ち上げることができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *救助 ,  *水素貯蔵合金 ,  *アクチュエータ ,  上昇 ,  崩壊 ,  地域社会 ,  老人 ,  駆動機構 ,  加熱 ,  エンドエフェクタ ,  *ソフトアクチュエータ ,  *災害救助
準シソーラス用語： ジャッキアップ ,  駆動メカニズム ,  高齢者 ,  *水素吸蔵合金 ,  地域コミュニティ ,  倒壊

分類 (2件)： 通信機器一般  (ND07040L) ,  災害・防災一般  (RA02010Q)

引用文献 (5件)：

• 松澤明美,白木裕子,津田茂子,“乳幼児を育てる家庭における災害への「備え」-東日本大震災を経験した通園児の母親への調査より-,”日本小児看護学会誌,vol.23,no.1,pp.15-21,2014.
• 国土交通省近畿日本整備局,“阪神・淡路大震災の経験に学ぶ,” http://www.kkr.mlit.go.jp/plan/daishinsai/
• 細野美奈子,島田茂伸,土井幸輝,榊浩司,近井学,井野秀一,“水素吸蔵合金アクチュエータを用いた家庭用防災支援ツールの提案”,第3回日本金属学会水素化物に関わる次世代学術・応用展開研究会抄録集,pp.42,Oct.2016.
• 大角泰章,“新版水素吸蔵合金-その物性と応用-,”アグネ技術センター,pp.14-19,2008.
• 一般財団法人日本防火協会,“コミュニティ防災活動の手引き,”pp.14-21,1997.

タイトルに関連する用語 (6件)： 災害 ,  救助 ,  支援 ,  水素吸蔵合金 ,  アクチュエータ ,  提案