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J-GLOBAL ID:201702219464774590   整理番号:17A0088581

セルオートマトンによる塗膜下腐食シミュレーション手法に関する研究(第1報:スクライブ塗装鋼板の解析)

著者 (7件):
資料名:
巻: 23  ページ: 139-151(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: G0242B  ISSN: 1880-3717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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バラストタンク等の船体構造部材の腐食シミュレーション手法に関する研究は多数例あるが,塗膜損傷と金属腐食の相互作用を考慮した一貫シミュレーションに関する報告はほとんどない。塗膜損傷は局所的塗膜欠陥を起点として周囲に拡散するが,この現象は伝染病の感染と類似性を有し,この伝染病感染の数値シミュレーション手法の一つにセルオートマトンがある。本報告では,2次元セルオートマトン塗膜損傷解析手法を開発し,孔食シミュレーション手法と統合することによりバラストタンクの上部腐食環境下にある塗装鋼板の塗膜損傷・腐食減耗一貫解析を試みた。開発手法の有効性は,スクライブ塗装鋼板の実船暴露・複合サイクル腐食試験結果と解析結果を比較して検証すると共に,解析結果に基づいて耐食鋼の塗装劣化抑制効果の発現メカニズムについて論じた。その結果,開発した塗膜損傷・腐食減耗一貫解析法により,バラストタンク上部腐食環境に暴露されたスクライブ塗装鋼板で,スクライブから塗膜フクレが拡大してスクライブ部を底とするV字谷形状の腐食部が形成される過程が計算可能になった。
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分類 (2件):
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船舶構造・材料  ,  腐食 
引用文献 (21件):
  • 1) Shiotani, K., Kashima, K., Sakashita, S., Fukunaga, K., Baba, T., Takai, A., Takada, A., Osawa, N., Characterization of Deterioration Phenomenon in Ballast Tank, Proc. The 7th Int. Conf. on Thin-Walled Structures (ICTWS 2014) (2014) Paper 1304.
  • 2) Shiotani, K., Samusawa, I., Tachibana, S., Komori, T., Development of Corrosion Resistant Steel for Ballast Tank, Proc. Int. Conf. on Developments in Ship Design & Construction (ICSOT) (2012) pp. 27-33.
  • 3) 塩谷和彦,中村雅美,バラストタンク耐食鋼JFE-SIP®-BT適用船の塗装劣化挙動と腐食挙動,JFE技報, 33 (2014) pp. 37-42.
  • 4) Southwell, C.R., Bultman, J.D., Hummer, J.C., Estimating of service life of steel in seawater, Seawater Corrosion Handbook (1979) pp. 87-374.
  • 5) Yamamoto, N., Ikegami, K., A study on the degradation of coating and corrosion of ship’s hull based on the probabilistic approach, J. Offshore Mechanics and Arctic Engineering, 120 (1998) pp. 121-128.
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