抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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光波帯における誘電体ナノロッドアンテナをFDTD法により検討する。まず,給電線である金属-絶縁体-金属(MIM)導波路を誘電体ナノロッドへ接続するための励振部について検討する。MIM導波路をT字形状に変形することで,効率よくナノロッドへ光が結合することを示す。次に,設計した励振部を用い,自由空間中でのナノロッドアンテナの放射特性を明らかにする。ロッド内を伝搬する導波モードとロッド近傍を伝搬する放射モードの位相干渉により高い指向性利得10dBiが得られる様子を示す。さらに,MIM導波路を用いた有線接続とナノアンテナを用いた無線接続での伝搬損失を比較し,ナノアンテナの有効性について議論する。最後に,実際のデバイスへの応用の観点から,ナノロッドアンテナを誘電体基板上に配置した際の放射特性について議論する。(著者抄録)