抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
K
2NiF
4型構造を有するLn
2NiO
4+δ(Ln=Nd,Pr)は,ホール/酸化物イオンの高い混合電導度を持つため,固体酸化物燃料電池の空気極材料など高温電気化学デバイスへの応用が期待されている。しかしながら,デバイス応用時の問題点として,これらの酸化物は過剰酸素を示す高酸素分圧下では,室温とデバイス作動温度との間に,直方晶から正方晶への構造相転移を持つことが指摘されている。この構造相転移の構造変化の解析は種々の方法で解析されてきたが,詳細な転移温度や熱力学量変化については報告例がなかった。本研究では酸素分圧制御下で走査示差重量測定と走査型熱量分析を構造相転移の解析について実施した。本相転移は結晶対称性の変化と酸素量変化が同時に生じており,酸素量変化は4+δの内,0.01に満たない程度であり,酸素量変化のモル分率が対称性の変化のそれと比べて,無視できるレベルであった。