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J-GLOBAL ID：201702224382699026   整理番号：17A1371141

実運航性能評価における船速-回転数-主機出力関係のモデル化

A Numerical Model of Speed - Revolution - Power Relation for the Evaluation of Ship Performance in Actual Seas

著者 (5件)： 櫻田顕子 (国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所) ,  黒田麻利子 (国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所) ,  辻本勝 (国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所) ,  杉本義彦 (株式会社 商船三井) ,  長谷川健 (株式会社 商船三井)
資料名： 日本船舶海洋工学会論文集  (Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers)
巻： 25  ページ： 39-46(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0242B  ISSN： 1880-3717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 船速-回転数-主機出力関係のモデル化について,前報ではアドミラルティ係数を用いて排水量による主機出力の違いを修正する検討を行った結果,広い範囲の排水量に対応できないことが分かった。そこで本論文では,平水中の船速-回転数-主機出力関係の近似方法及び排水量修正について数式モデルで表すことを検討し,その結果を評価した。その結果,1)平穏海象データによる近似曲線の検討では,回転数フィッティング法(原点通過)が航海ごとのデータによらず十分な精度で近似できることを示した。2)排水量修正の検討では,航海の選定を必要としない回転数-主機出力関係の指数及び切片に長期平均値を用いる方法によって,±20%程度の幅広い排水量域で,誤差約3%の推定精度で実運航シミュレーションが実施できることを示した。

シソーラス用語： 運航 ,  性能評価 ,  速度 ,  回転数 ,  内燃機関 ,  *船舶推進 ,  排水量 ,  *航海

分類 (2件)： 船舶性能  (QJ02010Q) ,  航海と実務  (TD01020F)

引用文献 (7件)：

• 1) M. Tsujimoto, M. Kuroda, N. Sogihara: Development of a Calculation Method for Fuel Consumption of Ships in Actual Seas with Performance Evaluation, Proc. of the ASME 2013 32^nd International Conference on Ocean, Offshore and Arctic Engineering, OMAE2013-11297, 2013.
• 2) 枌原直人, 辻本勝, 安藤英幸, 角田領, 上野周作:大型コンテナ船乗船計測による実海域での主機燃費推定について,日本船舶海洋工学会講演会論文集, 第14号, 2012, pp.203-206.
• 3) 櫻田顕子, 枌原直人, 黒田麻利子, 辻本勝, 杉本義彦, 長井洋, 長谷川健:実運航シミュレーションによる気象・海象影響とオペレーション影響の評価,日本船舶海洋工学講演会論文集, 第20号, 2014, pp. 363-366.
• 4) 櫻田顕子, 枌原直人, 黒田麻利子, 辻本勝, 杉本義彦, 長谷川健 : 実運航シミュレーションによる実船データ解析-排水量修正と波風修正の適用-,日本船舶海洋工学会論文集、第25号, 2017.
• 5) M Tsujimoto, K Shibata, M Kuroda, K Takagi: A Practical Correction Method for Added Resistance in Waves, Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineering. Vol. 8, pp. 141-146.

タイトルに関連する用語 (6件)： 運航 ,  性能評価 ,  船速 ,  回転数 ,  主機 ,  モデル化