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J-GLOBAL ID:201702225001553213   整理番号:17A0341148

電子線照射による凍結エビのトロポミオシンのIgE結合能力の低減

Evaluation of electron beam irradiation to reduce the IgE binding capacity of frozen shrimp tropomyosin
著者 (6件):
資料名:
巻: 28  号: 1-2  ページ: 189-201  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: W0037A  ISSN: 0954-0105  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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沿岸の都市では,エビは高蛋白で,健康増進効果が知られている多価不飽和脂肪酸を豊富に含んでいるため人気がある水産食品である。しかし,近年のカナダの疫学調査により,全人口の1.35-1.86%にエビアレルギーが認められることが明らかになった。食品としての安全性を高めるため,エビのアレルゲン性を低減する方法の開発が急務になっている。アレルゲン性の低減には,熱処理,高強度超音波処理,酵素加水分解,高静水圧,ガンマ線および電子線(EB)の照射等,種々の処理技術が用いられている。低コストで冷凍状態でエビの鮮度を維持しながらアレルゲン性を除く方法を開発するため,EB照射によるエビのトロンポミオシン(TM)に結合したIgEの脱離について検討した。EB照射後のエビの蛋白質抽出物をドデシル硫酸ナトリウム-ポリアクリルアミドゲル電気泳動によって解析したところTMが分解されたことが確認された。TMの分解は,エビアレルギー患者由来のIgEを用いたイムノブロットでも確認された。I ELISA検定の結果,線形加速器で10kGy線量を照射することにより,エビのTMのIgE結合能は未処理の場合の約20%に低下することが明らかになった。IgE結合能力の低下速度は,室温におけるガンマ線照射処理と比較してはるかに遅く,今後,EB照射によるエビアレルゲンの構造の変化とアレルゲン性の関連性を明らかにし,他の処理法との組み合わせ等についても検討する必要がある。
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分類 (3件):
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食品の化学・栄養価  ,  食品照射  ,  動物性水産食品 
タイトルに関連する用語 (5件):
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