抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,シワを用いた入力インタフェースの性能評価を行う。評価のためにタッチ入力とピンチ入力を検出するデバイスを実装し,タッチ入力方法を長押し法,絞込み法,ダブルタッチの3種類,ピンチ入力方法を1種類実装した。実装した入力インタフェースを用いて習熟度,シワの影響,姿勢と装着位置の影響を評価する実験を行い,入力精度と入力時間の習熟度,シワの影響,姿勢と装着位置の影響を確認した。習熟については,入力精度は全入力方法で習熟により精度が向上し,ピンチ入力が習熟後の入力精度が最も高くなった。入力時間は,絞込み法で習熟により減少したが,他の3手法はあまり変化しなかった。入力精度は,絞込み法とピンチ入力においてシワがあるデバイスを用いた入力操作の方が入力精度が高くなり,入力時間も速くなった。長押し法とダブルタッチは入力精度はあまり変わらないが,シワがある方が入力速度が速くなった。しかし,分散分析の結果は全入力方法においてシワの有無と入力精度と入力時間に有意差は見られなかった。姿勢と装着位置の影響については,ダブルタッチは大腿側面が着座,起立の姿勢で他の装着位置より入力精度の分散が大きくなったが,他の入力方法は2種類の姿勢,8ヶ所の装着位置で入力精度の違いは見られなかった。入力時間については,長押し法は2種類の姿勢,8ヶ所の装着位置で入力時間の違いは見られなかったが,他の入力方法は姿勢によって入力時間が変化する装着位置があった。(著者抄録)