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J-GLOBAL ID：201702230504909569   整理番号：17A0979801

太平洋岸沖合のGPS波浪計記録を用いたMSM風/SWAN波浪推算システムの適用性の検証

著者 (6件)： 野中浩一 ((前)愛媛大学) ,  山口正隆 (愛媛大学) ,  井内国光 (愛媛大学大学院理工学研究科) ,  宇都宮好博 (一般財団法人日本気象協会 事業本部) ,  日野幹雄 (株式会社テクノシステム) ,  畑田佳男 (愛媛大学大学院理工学研究科)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 72  号： 2  ページ： I_151-I_156(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気象庁MSM風資料と第3世代モデルSWANよりなる波浪推算システムを地形解像度0.1°の格子網のもとで2009年~2012年の4低気圧と6台風およびそれ以前の3台風に適用し,東北から四国の太平洋岸10~20km沖合に設置されたGPS波浪計による観測波高・周期時系列との比較検討から次の結果を得た.1)波高の推算値は観測値におおむね追従するが,周期の対応はやや低くなる.2)台風通過時に推算値は観測値の急増減に十分には応答しないことから,観測値より大きい値を与える.3)上記の特性が誤差統計量に反映されるため,台風の影響が大きい西側地点で推算値の過大評価がやや目につく.4)ストーム時最大波高に対して推算値は観測値と±20%の相対誤差内で符合する.5)第2世代モデルYH3も最大波高に対してSWANと同程度の対応を与える.(著者抄録)

シソーラス用語： 行政機関 ,  気象観測 ,  *風 ,  *資料 ,  地形 ,  推定 ,  波浪 ,  *台風 ,  *太平洋 ,  *波浪計 ,  *観測 ,  波高 ,  周期 ,  GPS
準シソーラス用語： GPS【位置決め】 ,  *気象庁 ,  解像度 ,  *波浪推算 ,  沖合

著者キーワード (4件)： offshore areas of the Pacific coasts ,  GPS wave records ,  MSM winds ,  SWAN wave model

分類 (4件)： 波浪,潮流  (DC06040R) ,  気象学一般  (DC05010D) ,  海洋物理学一般  (DC06010K) ,  大規模擾乱,台風,大気重力波  (DC05070R)

引用文献 (5件)：

• 1) Booij, N., Ris, R. C. and Holthuijsen, L. H. : A third-generation wave model for coastal regions, 1. model description and validation, Jour. Geophys. Res., 104(C4), pp. 7649-7666, 1999.
• 2) 野中浩一,山口正隆,井内国光,日野幹雄,畑田佳男:気象庁MSM風資料と第3世代モデルSWANによる波浪推算システムの日本海への適用性の検証,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 71,No. 2,I_109_I_114,2015.
• 3) 川口浩二:日本沿岸における波浪の常時観測~全国港湾海洋波浪情報網・ナウファスを例に~,2014年度(第50回)水工学に関する夏期研修会講義集,水工学シリーズ14-B-2,水工学委員会・海岸工学委員会,pp. B-2-1-B-2-18,2014.
• 4) The SWAN Team : SWAN USER MANUAL, SWAN Cycle III version 40.91ABC, Delft Univ. Tech., 124pp., 2013.
• 5) 山口正隆,畑田佳男,細野浩司,日野幹雄:エネルギー平衡方程式に基づく浅海波浪の数値予知モデルについて,第31回海岸工学講演会論文集,pp. 123-127,1984.

タイトルに関連する用語 (6件)： 太平洋岸 ,  沖合 ,  GPS波浪計 ,  MSM ,  波浪推算 ,  検証