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J-GLOBAL ID：201702231470470990   整理番号：17A1105784

リニアチャープ音の2ch観測信号間のクロススペクトルを用いた音響測距の基礎的検討

Fundamental Study on Acoustic Distance Measurement Using Cross-spectrum between 2ch Observed Signals of Linear Chirp Sound

著者 (4件)： 中迫昇 (近畿大 生物理工) ,  本多進哉 (近畿大 生物理工) ,  篠原寿広 (近畿大 生物理工) ,  上保徹志 (近畿大 生物理工)
資料名： システム制御情報学会論文誌  (Transactions of the Institute of Systems, Control and Information Engineers)
巻： 30  号： 9  ページ： 339-346  発行年： 2017年09月 
JST資料番号： L0070A  ISSN： 1342-5668  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 音響信号による測距において,送信波としてリニアチャープ音を使用した場合,フーリエ変換が一度で済む利点があるが,スピーカからマイクロホンまでの測定系の影響により,真の距離推定ができない事があった。本稿では,この問題を解決する為に,近接2チャネルマイクロホンの観測信号にクロススペクトル法を適用し,測定系の影響を除去した,距離推定を行った。その結果,実音場での距離計測実験では距離=1.0mに対して最小探知可能距離0.03m以内の誤差で推定する事ができた。また,シミュレーションにても,提案手法の有効性を確認した。

シソーラス用語： *線形性 ,  *チャープ ,  *スペクトル ,  *距離測定 ,  *音波信号 ,  Fourier変換 ,  計測システム ,  推定 ,  スピーカ ,  マイクロホン ,  音場
準シソーラス用語： *チャープ信号 ,  *クロススペクトル ,  *音響測距 ,  距離推定

分類 (2件)： 長さ,面積,断面,体積,容積,角度の計測法・機器  (AD05020O) ,  音響測定  (BB03040R)

引用文献 (10件)：

• [1] D. Marioli, C. Narduzzi, C. Offelli, D. Petri, E. Sardini and A. Taroni: Degital time-of-flight measurement for ultrasonic sensors; IEEE Trans. Instrum. Means., Vol. 41, No. 1, pp.93-97 (1992)
• [2] 上保:0mから測距可能な定在波レーダ; 電学論C,Vol. 125, No. 11, pp. 1646-1651(2005)
• [3] N. Nakasako, T. Uebo, A. Mori and N. Ohmata: Fundamental consideration on distance estimation using acoustical standing wave; IEICE Trans. Fundamentals, Vol. E91-A, No. 4, pp. 1218-1221 (2008)
• [4] 上保,中迫,大亦,板垣:帯域雑音信号による複数対象物の距離推定; 電学論C,Vol. 128,No. 7,pp. 1117-1122 (2008)
• [5] 大亦,上保,中迫,篠原: 可聴音域の定在波に基づく距離推定法の実装に関する一試み; 電学論C,Vol. 129,No. 2,pp. 314-319 (2009)

タイトルに関連する用語 (7件)： リニア ,  チャープ ,  2ch ,  観測 ,  クロススペクトル ,  音響測距 ,  基礎的検討