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J-GLOBAL ID：201702234554122927   整理番号：17A0655855

製紙産業の将来

Outlook of the pulp and paper industry

著者 (1件)： 宮西孝則 (紙パルプ技術協)
資料名： Cellulose Communications  (Cellulose Communications)
巻： 24  号： 2  ページ： 53-57  発行年： 2017年06月01日 
JST資料番号： L3993A  ISSN： 1342-730X  CODEN： CCOMFD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 世界経済の動向,世界の紙パルプ産業の状況について解説した。2016年の世界の印刷用紙,包装紙,特殊紙,家庭紙の需要は1.7%増加し,それ以降も堅調に推移している。一方,日本の紙パルプ産業の生産高は世界第三位であり,一人当たりの紙・板紙消費量は世界のトップクラスである。日本の製紙会社は重油からバイオマス燃料への転換,省エネルギー,古紙利用,海外植林に積極的に取り組み,紙パルプ基盤事業の競争力強化,新規事業への展開,海外進出に経営資源を集中させている。ここでは,1)オゾン漂白,2)ユーカリ高白色度メカニカルパルプ製造技術の開発,3)メカニカルパルプの省エネルギーと高白色度紙の開発について紹介した。最後に,新規事業への展開として,ナノセルロースの商業化を展望した。

シソーラス用語： 製紙工業 ,  *紙パルプ工業 ,  印刷用紙 ,  包装紙 ,  特殊紙 ,  需要 ,  生産量 ,  消費 ,  生物燃料 ,  *省エネルギー ,  古紙 ,  *オゾン漂白 ,  機械パルプ ,  ユーカリ ,  白色度 ,  セルロース ,  経営戦略

分類 (1件)： 紙・パルプ工業一般  (YL01010X)

引用文献 (6件)：

• Rodden, G., “OUTLOOK 2016”, Paper 360° January/February 2016.
• Miyanishi, T., “Basics of Ozone Bleaching, Part 3: Medium Consistency Ozone Bleaching Plants”, JAPAN TAPPI JOURNAL 71 (2) 164-171 (2016).
• Miyanishi, T., “High Brightness Mechanical Pulp from Eucalyptus Planted Trees”, JAPAN TAPPI JOURNAL 71 (4) (2017).
• Miyanishi, T., “Thermomechanial Pulp Innovation for Energy Saving and High Brightness Paper Development”, JAPAN TAPPI JOURNAL 70 (2) 183-190 (2016).
• Miyanishi, T., “Nano-Cellulose Seminar Hosted by the Embassy of Canada in Japan”, JAPAN TAPPI JOURNAL 70 (4) 406-409 (2016).

タイトルに関連する用語 (1件)： 製紙産業