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J-GLOBAL ID：201702234902583823   整理番号：17A0483908

土着天敵を有効活用した害虫防御システムの開発 第2編 集落レベルのまとまった農地を単位とする害虫防除システム構築のための要素技術の開発と体系化 第1章 環境条件の異なる複数地域での実証 2 施設園芸を対象とした害虫防除システムの開発(2)施設園芸作物地域における害虫防除システムの開発

著者 (5件)： 下元満喜 (高知県農技セ) ,  中石一英 (高知県農技セ) ,  安達鉄矢 (高知県農技セ) ,  近森ちさこ (高知県農技セ) ,  中平知芳 (高知県農技セ)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 567  ページ： 75-79  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)小規模の天敵温存ハウス内で,6月中旬にゴマ苗を定植し,増殖元となるタバコカスミカメを6月下旬に放飼した後,7月上旬,8月下旬,10月中旬に順次ゴマを追加定植することで,40m²の温存ハウスで8月下旬から10月上旬にかけて13,000~32,000頭のタバコカスミカメの確保が可能と試算された。(イ)促成栽培ナスの栽培終期の圃場内には推定で約49,000~73,000頭/10aのタバコカスミカメの生息が確認でき,これらを雨よけ栽培果菜類産地へリレーすることで効率的な天敵の確保につながると考えられる。なお,その際の吸虫管を用いた方法での採集虫数は30分間・1人当たりで約160頭であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *施設栽培 ,  *農業 ,  *園芸作物 ,  *害虫防除 ,  カスミカメムシ科 ,  促成栽培 ,  ナス ,  天敵 ,  時期 ,  移植【植物】
準シソーラス用語： *施設園芸 ,  *病害虫防除 ,  タバコカスミカメ ,  土着天敵 ,  定植時期 ,  定植

分類 (2件)： 生物的防除  (FC05030B) ,  野菜  (FC03043X)

引用文献 (2件)：

• 中石一英ら (2012) ゴマにおけるタバコカスミカメ」Nesidiocoris tenuis (Reuter) (カメムシ目: カスミカメムシ科)の繁殖能力. 応動昆 55: 199-205.
• 中石一英 (2013) タバコカスミカメNesidiocoris tenuis (Reuter)およびコミドリチビトビカスミカメCampylomma chinense Schuhの生態と生物的防除資材としての有効性に関する研究. 高知農技セ特別研報 13: 51pp.

タイトルに関連する用語 (17件)： 土着天敵 ,  有効活用 ,  害虫 ,  防御 ,  開発 ,  集落 ,  農地 ,  害虫防除 ,  システム構築 ,  要素技術 ,  体系 ,  環境条件 ,  地域 ,  実証 ,  施設園芸 ,  施設 ,  園芸作物