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J-GLOBAL ID:201702235754631999   整理番号:17A0594961

輸送機械用電力線通信(PLC)の研究動向とSmart EMC

著者 (1件):
資料名:
巻: 117  号: 11(RCS2017 1-29)  ページ: 67-70  発行年: 2017年04月17日 
JST資料番号: S0532B  ISSN: 0913-5685  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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電力線通信(power-line communication,PLC)は,電力線を電力だけでなく通信用の線路としても使う技術であるが,電力線に限らず遍在するワイヤに適用しようする試みが行われている。無線が使いにくい船舶内や,ハーネスを削減するための自動車内がよい例である。しかし実用化段階で課題になるのが,EMC(電磁両立性)である。通信専用線ではないため,信号の一部は漏洩する(与干渉)し,逆に誘導ノイズの影響も受ける(被干渉)。ノイズを出す側と受ける側の間でのコミュニケーションは通常できないので,両立しているかどうかは知りえなかった。さらに,従来のEMC規格では,機器単体のエミッションレベルを規定しても総量は制約されないし,想定していない状況に電磁環境になったときのイミュニティ性能は保証できなかった。今後,分散電源等のパワーエレクトロニクス装置やIoT(モノのインターネット)デバイスは爆発的に増えるであろうし,自動運転式のロボットに人命を託す機会も増えるであろう。こうした状況下でも安全安心に暮らすためには,「ICTを利活用することによって,もうすこし気の利いたEMCを実現」できないでしょうか,というのが本稿で提起する「Smart EMC」である。本稿では,機器間のコミュニケーションや電磁環境のモニタリング手段としてPLCを使うことを提案する。筆者らが,電気学会の調査専門委員会にて行なっているSmart EMCに関する議論の一部を紹介する。(著者抄録)
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分類 (1件):
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有線通信方式・機器 
引用文献 (17件):
  • 電気学会 スマートグリッドとEMC調査専門委員会(編), スマートグリッドとEMC-電力システムの電磁環境設計技術-, 科学情報出版, 2017/1/30.
  • 都築、 スマートシティの電磁環境対策、 電力線通信 (PLC), pp.227-236, S&T 出版、 2012年12月10日。
  • 電気学会高速電力線通信システムとEMC調査専門委員会(編), 高速電力線通信システム(PLC)とEMC, オーム, 2007年11月。
  • 都築、 スマートメータ・ホームにおける電力線通信、 第22回EMC環境フォーラム、 スマートグリッド・コミュニティに関連するEMC問題、 サンシャインシティ文化会館、 2016年9月8日。
  • 電波法施行規則等の一部を改正する省令 (平成25年総務省令第86号)、 2013年9月9日。
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