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J-GLOBAL ID:201702236801478976   整理番号:17A0311647

カイコ,Bombyx moriにおけるイノシトール受容体に基づくリガンド依存性カチオンチャンネルの特性化【Powered by NICT】

Characterization of a ligand-gated cation channel based on an inositol receptor in the silkworm, Bombyx mori
著者 (7件):
資料名:
巻: 74  ページ: 12-20  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: D0873A  ISSN: 0965-1748  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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昆虫草食動物はそれらの摂食行動を指示する植物中の非揮発性化合物を認識する。味覚受容体(Gr)は昆虫の口器における味覚器官による栄養素認識に必要であるように思われる。Gr10は上顎帽状器官,上顎ヒゲ,唇のようなBombyx mori(BmGr10)口器で発現していた。BmGr10は糖認識において機能すると予測されるが,正確な生化学的機能は不明のままである。B.moriの幼虫は桑葉に見出し,供給することができ単食性を餌としている。可溶性桑葉抽出物はスクロース,グルコース,フルクトース,myo-イノシトールを含んでいた。本研究では,ほ乳動物細胞を用いたアフリカツメガエル卵母細胞発現系とCa~2+イメージング技術を用いた電気生理学的解析を用いたイノシトール受容体としてBmGr10を同定した。これらの結果は,BmGr10を発現するアフリカツメガエル卵母細胞またはHEK293T細胞はmyo-イノシトールおよびepi-イノシトールに特異的に応答したが,モノ-,ジ-,または三糖類または糖アルコールに応答しないことを示した。これらのイノシトール類はG蛋白質仲介シグナル伝達カスケードとは無関係に細胞質へCa~2+およびNa~+流入を引き起こし,BmGr10はリガンド依存性カチオンチャンネルであることを示した。全体として,BmGr10はB.mori幼虫摂食行動に必要なmyo-イノシトール認識において重要な役割を果たす。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
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細胞膜の受容体  ,  生物学的機能  ,  動物の生化学 

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