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J-GLOBAL ID:201702237954137081   整理番号:17A0342093

正確な5′末端を持つヒト長鎖ノンコーディングRNAのアトラス

An atlas of human long non-coding RNAs with accurate 5′ ends
著者 (54件):
資料名:
巻: 543  号: 7644  ページ: 199-204  発行年: 2017年03月09日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)には多種多様なものが含まれており,機能が明らかになっていないものが多い。今回我々は,FANTOM5プロジェクトで取得したCAGE(cap analysis of gene expression)データと,多数の転写産物より得られたデータを統合し,包括的なヒトlncRNAアトラスを作製した。これには,信頼度の高い5′末端を持つ2万7919種のヒトlncRNA遺伝子構造と,ヒトの主要な細胞種や組織に由来する1829試料における発現プロファイルが記載されている。ゲノムおよびエピジェネティクスの観点より分類すると,タンパク質コード遺伝子の間に位置するlncRNAのほとんどは,プロモーターではなくエンハンサーから生じることが明らかになった。遺伝的関連データや発現データとの統合的解析により,形質と関連する一塩基多型領域に位置するlncRNAは,その形質に関係する細胞種に特異的に発現することが示され,この結果は,これらlncRNAが疾患に関与することを示唆している。さらに,メッセンジャーRNAの発現量的形質座位(eQTL)に関連する一塩基多型領域に位置するlncRNAは,対応するメッセンジャーRNAと共発現することが明らかになり,これらのlncRNAが転写調節に役割を担う可能性を示唆している。進化的保存性に関するデータと組み合わせることで,ヒトゲノム内には1万9175種の機能的と考えられるlncRNAが存在することが明らかになった。Copyright Nature Japan KK 2017
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分類 (3件):
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核酸一般  ,  遺伝子発現  ,  進化論一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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