文献

J-GLOBAL ID：201702238752104078   整理番号：17A0540538

高可用分散クラスタにおける故障検出・監視手法

Failure Detection and Monitoring Method for High Availability Distributed Cluster

著者 (2件)： 小野智央 (日本大 工) ,  上田清志 (日本大 工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 484(NS2016 157-253)  ページ： 137-142  発行年： 2017年02月23日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 通信事業者のネットワークに適用されるセッション制御サーバは,高可用,高信頼であり耐故障性を持つこと,また,スモールスタート性とスケーラビリティ,トラヒックの規模に合わせてサービスを継続したまま動的に構成を変更可能であることが要求される。クラスタを構成するサーバを無停止で動的に追加,削除することにより,システム性能を柔軟にコントロールすることが可能なスケールアウト型のセッション制御サーバアーキテクチャが研究されてきた。本研究では,高可用分散クラスタの可用性と信頼性の更なる向上のため,クラスタを構成するサーバ同士が監視し合うことで,クラスタ構成の変更に対応しつつ,従来ではサイレント故障となる故障を自律的に検出する手法を明らかにする。加えて,監視によるネットワーク負荷を抑制する手法,故障部位を切り分ける手法を提案する。さらに,提案手法を実験により評価し,そのフィージビリティと有効性を確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *MTBF ,  *アベイラビリティ ,  *クラスタ化 ,  *故障検出 ,  *監視 ,  通信制御 ,  計算機システム ,  信頼性 ,  フォールトトレランス ,  スケーラビリティ【計算機】 ,  再構成
準シソーラス用語： *高可用性 ,  *分散クラスタリング ,  セッション制御 ,  サーバ【計算機】 ,  高信頼性 ,  動的再構成

分類 (1件)： ディジタル計算機方式一般  (JC02010O)

引用文献 (3件)：

• 入江道生,岩佐絵里子,金子雅志,福元健,上田清志,′′通信ノードにおけるコンシステント・ハッシュ法を用いた負荷分散とデータ複製手法,′′電子情報通信学会論文誌B,Vol. J97-B, no.1, pp.31-40, Jan.2014.
• 上田清志,長瀬克成,古屋翔大,小野智央,角野安音, ′′高可用サーバクラスタ制御基盤ソフトウェアのJava^TMによる簡易実装,′′電子情報通信学会技術研究報告, vol. 116,no.428, pp.23-28, Feb.2017.
• 上田清志,須永宏,田中隆,福田晃,′′物理ネットワーク負荷に適用したP2Pネットワークトポロジー制御,′′電子情報通信学会論文誌B,Vol. J92-B, no.11, pp.1750-1763, Nov.2009.

タイトルに関連する用語 (3件)： クラスタ ,  故障検出 ,  手法