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J-GLOBAL ID:201702239100294024   整理番号:17A1822920

小児濾胞性甲状腺癌低有病率RAS変異と日本人集団におけるPAX8-PPARG融合の欠如した低悪性度癌【Powered by NICT】

Paediatric follicular thyroid carcinoma - indolent cancer with low prevalence of RAS mutations and absence of PAX8-PPARG fusion in a Japanese population
著者 (8件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: 760-768  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2598A  ISSN: 0309-0167  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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目的:小児濾胞性甲状腺癌は稀であり,それらの臨床病理学的特徴と分子プロファイルはまだ知られていない。本研究では,小児患者における大規模な濾胞性甲状腺癌(FTC)の臨床病理学的側面を調べ,NRAS,HRASとKRAS遺伝子のコドン1213および61とPAX8-PPARGの転位における点突然変異を解析することを目的とした。【方法】と結果:21歳以下の41人の小児のFTCを本研究に登録した。RAS変異とPAX8-PPARG融合を検出するための直接配列決定および逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT PCR)を用いた。小児FTCは男性に対する女性の割合の6:1で,52.7mmの平均腫瘍サイズであった。遠隔転移は来院時に1例であった。中央値69か月の追跡期間中に,二例は肺転移を有し,全ての患者は生存していた。組織学的には,全例が低侵襲したFTCと成長パターン:microfollicular(39%),卵胞(14.6%),固体/梁(6%),膨大細胞(4.9%)および混合パターン(26.8%)で変化した。平均Ki67指数は5.7%であり,成長パターン間で統計的に差がなかった。NRAS変異は五例(12.2%)で見出され,小さい腫瘍サイズ(P=0.014)と有意に関連していた。PAX8-PPARG融合は検出されなかった。【結論】小児FTCは,大きな腫瘍サイズにもかかわらず,臨床経過に無痛性および異なる遺伝的背景を持っている。RAS変異とPAX8-PPARG融合は小児FTCの腫瘍形成における主要な役割を果たさないかもしれない。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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遺伝子発現 

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