抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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わが国の道路橋を中心にインフラの維持管理更新ならびに高速道路の大規模改修・更新の経緯について述べる。これと関連して,平成26年度からはじまった内閣府総合科学技術・イノベーション会議の主導のもとで,5年計画で行われている戦略的イノベーション創造プログラム(以下,SIP)のうち「インフラ維持管理更新マネジメント技術」での研究開発の状況についても述べる。道路橋は50年100年という長期にわたって使われるものであり,大規模更新・補修が50年程度経過すると必要になること,それを怠ると新設コストを大幅に上回る補修費が発生することをアメリカの過去の事例は示している。総額800兆円を優に超えているといわれるわが国のインフラも経年50年を迎えるものが今後急増することから大規模更新がさまざまなインフラにおいておこなわれることになると思われる。そのとき適切な点検・診断・補修・補強・更新技術が適用できるように,今から技術開発しておくことは社会の経済的負担を大幅に低減するためにきわめて重要である。SIPインフラはその意味でも重要な研究開発の例になると思われる。(著者抄録)