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J-GLOBAL ID:201702239308124510   整理番号:17A1012928

剪断誘起多層ラメラベシクル形成に対するラメラ間相互作用の効果

Effect of interlamellar interactions on shear induced multilamellar vesicle formation
著者 (10件):
資料名:
巻: 147  号:ページ: 034905-034905-10  発行年: 2017年07月21日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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小角中性子散乱(SANS)法と中性子スピンエコー(NSE)分光を結合して,剪断誘起多層ラメラベシクル(MLV)形成を調べた。非イオン性界面活性剤であるペンタエチレングリコールドデシルエーテル(C<sub>12</sub>E<sub>5</sub>)の10%質量分率水溶液を,弱ラメラ間相互作用のモデル系として選択した。アニオン性界面活性剤であるドデシル硫酸ナトリウムまたは拮抗塩であるテトラフェニルホウ酸ルビジウムのいずれかを添加して,これらの相互作用を制御した。二層中の電荷密度を増加すると,ラメラ構造の配向増大が誘起された。膜曲げ弾性率の電荷密度依存性をNSEで決定し,電荷による増加傾向が示された。この挙動は古典的理論モデルで良く説明できた。SANSデータから計算したCailleパラメータを考慮して,層圧縮弾性率<span style=text-decoration:overline>B<sup>-</sup></span>を算定し,支配的なラメラ間相互作用の性質を決定した。電荷の少量が膜中に含まれる場合,剪断流は,剪断速度10s<sup>-1</sup>の周辺でMLV形成を誘起した。流動誘起波動は,ラメラ間相互作用が十分強い場合,隣接層間と同期した。これらの条件下で,MLV形成は,ラメラ間距離を顕著には変化せずに生じた。他方,弱ラメラ間相互作用の場合には,流動誘起波動は同期せず,大きな立体反発が剪断断速度によるラメラ間距離の増大を生じた。この場合,MLV形成が波動の振幅が増大することで生じ,立体相互作用が隣接膜間の同期波動を生じた。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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不均質流  ,  コロイドのレオロジー  ,  分子間相互作用  ,  その他の洗浄剤 
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