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J-GLOBAL ID:201702240531078726   整理番号:17A0285761

粉砕飼料用米(モミ)の肥育全期間多量給与が黒毛和種去勢牛の産肉性および肉質に及ぼす影響

著者 (8件):
資料名:
号: 102  ページ: 8-14  発行年: 2017年01月30日 
JST資料番号: Y0373A  ISSN: 0386-8419  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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黒毛和種去勢牛に対する飼料用米を多給した肥育形態の開発および飼料用米の給与限界の提示を目的に,トウモロコシの全量および他の穀類も合わせて,濃厚飼料中の60%を粉砕モミとした配合飼料を肥育全期間にわたって給与し,産肉性および肉質に及ぼす影響について検討した。黒毛和種去勢牛12頭を供試し,試験区6頭には粉砕モミを60%配合した飼料(CP:11.8%,TDN:69.4%)を,対照区6頭には飼料用米を配合しない飼料(CP:11.9%,TDN:76.3%)を肥育全期間給与した。その結果,1日当たり濃厚飼料摂取量は試験区は7.2±0.4kg/日,対照区は7.2±0.5kg/日であり有意差はなかった。1日当たり増体量は試験区は0.70±0.04kg/日,対照区は0.79±0.06kg/日であり試験区が対照区より有意に小さかった(P<0.05)。供試牛の1日当たりTDN摂取量と増体量に正の相関が認められた(P<0.01)。供試牛の血中βカロチン濃度は15から23ヵ月齢において試験区が対照区より有意に低かった(P<0.05)。枝肉重量は試験区が452.2±30.3kg,対照区が495.5±39.9kgであり,試験区が対照区より小さい傾向が認められた(P=0.083)。BMSナンバーは試験区が6.0±1.9,対照区が6.2±1.6であった。胸最長筋内脂肪におけるオレイン酸の割合は試験区が49.7±2.0%,対照区が49.6±1.5%であった。一方,リノール酸の割合は試験区が2.4±0.4%,対照区が3.0±0.5%であり試験区が対照区より低い傾向にあった(P=0.051)。以上のことから,黒毛和種去勢牛へ濃厚飼料中の60%を粉砕モミとした配合飼料を肥育全期間給与した場合,増体量が小さいが,飼料摂取量および肉質には影響がないことが示された。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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牛  ,  濃厚飼料 
引用文献 (26件):
  • 丸山新.グラス&シード,23:23-30.2008.
  • 北川貴志・青木義和・土井真也・飯田文子・谷浩・山路泰介・藤田雅彦・福井英彦.肉用牛研究会報,97:12-22.2014.
  • 農林水産省大臣官房食料安全保障室,食料需給表.農林統計協会.東京.2016.
  • 農業・食品産業技術総合研究機構編,日本標準飼料成分表(2009年版).公益社団法人中央畜産会.東京.pp72-161.2010.
  • Matsuhashi T, Maruyama S, Uemoto Y, Kobayashi N, Mannen H, Abe T, Sakaguchi S, Kobayashi E. Journal of Animal Science, 89 : 12-22. 2011.
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