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J-GLOBAL ID：201702240780677555   整理番号：17A0743608

プラスチック成形加工の最近の研究動向 炭素繊維強化プラスチック-自動車構造材料への応用を視野にいれた熱可塑炭素繊維強化複合材料の研究開発-

著者 (2件)： 山中淳彦 (名古屋大 ナショナルコンポジットセ) ,  天岡和昭 (名古屋大 ナショナルコンポジットセ)
資料名： 成形加工  (プラスチック成形加工学会誌)
巻： 29  号： 7  ページ： 227-232  発行年： 2017年06月20日 
JST資料番号： L3123A  ISSN： 0915-4027  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,炭素繊維強化複合材料(CFRP)は,航空・宇宙・自動車分野から,軽量性高強度材料として期待されている。交通輸送機器の軽量化に繋がる材料開発は,二酸化炭素(CO₂)排出量低減に寄与するものであり,その開発は産業界の課題である。そこで本レビューでは,CFRPの主な特徴,自動車用複合材料を想定した開発状況,特にLFT-D成形技術の周辺に関係する最近の研究事例を紹介した。まず,様々な複合材料(繊維強化材料を構成する樹脂と繊維)を解説した上で,炭素繊維(CFRP)強化複合材料の基礎物性(引張・曲げ・圧縮弾性率)を説明した。次に,自動車用複合材料の成形方法と成形性とコスト(射出成形ペレットなど不連続繊維強化タイプ:CFRTP),およびその開発事例として成形性とコストを両立した不連続炭素繊維強化複合材料の成形法であるLFT-D法について述べた。最後に,LFT-Dにおける構造成形(繊維切断の原因究明,繊維長と繊維配向)の研究例を紹介した。

シソーラス用語： *熱可塑性プラスチック ,  *複合材料 ,  自動車車体構造 ,  軽量化 ,  *炭素繊維強化プラスチック ,  機械的性質 ,  引張強さ ,  曲げ強さ ,  弾性係数 ,  成形性 ,  ステープルファイバ ,  原価低減 ,  繊維長 ,  繊維配向 ,  切断 ,  *研究開発
準シソーラス用語： CFRP ,  コスト ,  圧縮弾性率 ,  開発動向 ,  不連続繊維

分類 (1件)： 自動車材料  (YH06050M)

引用文献 (36件)：

• 1) Ashrafi, B., Guan, J., Mirjalili, V., Zhang, Y., Chun, L., Hubert, P., Simard, B., Kingston, C. T., Bourne, O., Johnston, A. : Composites Science and Technolgy, 71 : 1569(2011)
• 2) Khan, S. U. and Kim, J. K. : Carbon N. Y., 50, 5265(2012)
• 3) Rezaei, F., Yunus, R., Ibrahim, N. : Mater. Des., 30, 260(2009)
• 4) Karnik, S. R., Gaitonde, V. N. and Rubio, J. C. et al., Mater. Des., 29, 1768(2008)
• 5) Davis, D. C., Wilkerson, J. W., Zhu, J. and Hadjiev, V. G. : Composites Science and Technolgy, 71, 1089(2011)

タイトルに関連する用語 (10件)： プラスチック成形加工 ,  研究 ,  動向 ,  炭素繊維強化プラスチック ,  自動車 ,  構造材料 ,  応用 ,  視野 ,  炭素繊維強化複合材料 ,  開発