文献

J-GLOBAL ID：201702241694357581   整理番号：17A1224682

隆起抑制型CPG工法の開発と現場実証実験による検証

DEVELOPMENT OF AN UPHEAVAL CONTROL TYPE CPG METHOD AND FIELD VERIFICATION

著者 (7件)： 竹之内寛至 (三信建設工業(株)技術本部) ,  佐々真志 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所) ,  山崎浩之 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所) ,  足立雅樹 (みらい建設工業(株)技術本部) ,  高田圭太 (復建調査設計(株)東京支社) ,  岡見強 (東興ジオテック(株)技術本部) ,  金子誓 ((株)アートンシビルテクノ)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_282-I_287(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： CPG工法は,注入管より低流動性モルタルを地盤に静的に圧入して地盤改良する密度増大工法の一つで,液状化対策として様々な空港・港湾で適用されている.しかし施工にともない発生する地盤隆起が問題となる場合があり,その抑制が課題である.本研究では,圧入したモルタル中に,注入管を上下に往復させて地盤隆起を抑制させる,アップダウン施工(U/D施工)について,実機種および各種パラメータを変化させて実大規模の現場実証実験を行った.その結果,開発したU/D施工は当該現場で施工が可能であり,従来のCPG工法と比較して当該地盤の隆起量を最大で90 %以上低減した.また,提案する等価改良率の概念・定量化法を用いることで,U/D施工による地盤の隆起量および密度増加量を予測することができ,従来のCPG工法と同様の設計が可能であることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *地盤改良 ,  密度 ,  *注入工法 ,  実証実験 ,  *隆起 ,  実物大試験 ,  液状化 ,  *地盤隆起
準シソーラス用語： *モルタル注入

著者キーワード (4件)： compaction grouting ,  U/D method ,  upheaval control ,  field verification

分類 (1件)： 地盤改良,土質安定処理  (RA07060C)

引用文献 (3件)：

• 1) 沿岸技術研究センター:液状化対策としての静的圧入締固め工法技術マニュアル-コンパクショングラウチング工法-, 2013.
• 2) 竹之内・佐々・山崎・足立・高田・岡見・金子・善:隆起抑制効果と液状化対策効果が向上した新たなCPG工法の開発,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 72,No. 2,I_372-I_377,2016.
• 3) Takenouchi, K., Yamazaki, Y., Sassa, S., Shinsaka, T., Konishi, T., Adachi, M., Kanno, Y., Takada, K., Okami, T., Okada, H., Takahashi, T. and Zen, K. : Development of Compaction Grouting Method with Improved Upheaval Control, Proceedings of the Twenty-sixth International Ocean and Polar Engineering Conference, pp. 908-915, 2016.

タイトルに関連する用語 (6件)： 隆起 ,  CPG工法 ,  開発 ,  現場 ,  実証実験 ,  検証