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J-GLOBAL ID:201702241862071525   整理番号:17A0557070

火星探査におけるネオン測定に向けた分別膜の性能評価

An experimental study of permeable membrane for Ne isotope measurement aiming for future Mars mission
著者 (6件):
資料名:
号: 16-009  ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年03月10日 
JST資料番号: U1011A  ISSN: 2433-2216  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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我々は将来の大気突入機等を用いた火星探査計画を念頭において,火星大気中に含まれるネオンの同位体測定を可能にすべく,簡便な分別膜を併用した質量分析装置の開発を進めている。本研究では四重極型質量分析計(QMS)を用いて20Neと22Neをそれぞれ測定する際に妨げとなる40Ar,44CO2の二価イオンを,分別膜を用いて物理的に排除する仕組みを検討し,軽量かつ高効率の観測装置の実現を目指している。具体的には,分別膜として厚さ1mmのバイトンシートを用いると,地球大気中では10-3程度の20Ne/40Ar存在比を,3桁程度向上させられるとの結果を得た。また,質量分析計のイオン化部において,70Vという典型的なイオン化電圧では,40Ar+に対して約10%の40Ar++が生成されることを確認した。この結果は,分別膜で20Ne/40Ar~1に向上させれば,40Ar++の補正をすることでNeの計測を誤差10%以下で実現できることを意味する。本研究は地球大気を用いた実験であるため,組成や分圧の異なる火星大気条件での膜に対する透過特性は今後検証する必要がある。しかし,分別膜の素材,厚み,透過時間等のパラメタを最適化することで分別効率をさらに向上できる余地も残っているため,本研究の結果は火星大気中でのNe同位体測定の実現可能性を強く示唆するものである。(著者抄録)
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分類 (1件):
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質量分析計 
引用文献 (15件):
タイトルに関連する用語 (4件):
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