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J-GLOBAL ID：201702242852602586   整理番号：17A1052222

熱膨張を制御せよ! 耐熱陶器の技術動向

著者 (3件)： 伊藤隆 (三重県工研) ,  岡本康男 (三重県工研) ,  新島聖治 (三重県工研)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 52  号： 9  ページ： 602-605  発行年： 2017年09月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 耐熱陶器は急熱,急冷による熱衝撃に耐える陶磁器製品である。JIS S2400(陶磁器製耐熱食器)では,直火用と天火用に分類されている。耐熱陶器には,ペタライト質,コーディエライト質および粘土質などがあり,ペタライト質およびコーディエライト質は主に低熱膨張性結晶を利用したものである。本稿では,ペタライト質およびコーディエライト質耐熱陶器について,技術の現状と最近の研究成果の一端を紹介した。β-スポジュメン固溶体やコーディエライトなどの低熱膨張性結晶によって熱膨張が制御され,一定レベルの耐熱衝撃を発現した製品が市販されている。1)耐熱陶器,2)ペタライト質耐熱陶器:技術の現状,一層の低熱膨張化に向けた研究,ペタライト含有量低減に向けた研究,3)コーディエライト質耐熱陶器:技術の現状,コーディエライトの低温合成の研究。

シソーラス用語： *陶磁器 ,  耐熱衝撃性 ,  *熱膨張 ,  熱膨張係数 ,  *コーディエライト磁器 ,  菫青石 ,  単斜輝石 ,  省資源 ,  化学合成 ,  温度依存性 ,  焼成 ,  微細構造 ,  結晶構造 ,  機械的性質
準シソーラス用語： *技術動向 ,  コーディエライト ,  ペタライト ,  葉長石 ,  スポジュメン ,  低温合成 ,  焼成温度 ,  微細組織

分類 (3件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  せっ器・陶器・土器の性質  (YC03040R) ,  非金属のその他の熱的性質  (BL05040J)

引用文献 (7件)：

• 日本セラミックス協会編,′′セラミック工学ハンドブック(第2版)[基礎・資料]′′,技報堂出版(2002)pp.328-331.
• 日本セラミックス協会編,′′セラミック工学ハンドブック(第2版)[応用]′′,技報堂出版(2002)pp.733-735.
• F. A. Hummel, Foote Prints, 20, 3-11 (1948).
• W. Ostertag, G. R. Fischer and J. P. Williams, J. Am. Ceram. Soc., 51, 651-654 (1968).
• 伊藤 隆,セラミックス,44,198-199(2009).

タイトルに関連する用語 (3件)： 熱膨張 ,  陶器 ,  技術動向