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J-GLOBAL ID：201702242963017213   整理番号：17A1943704

ジャーナル軸受における気相および油膜流れのRGB感度測定実験

RGB Sensitivity Measurement Experimentation of Gas phase and Oil Film Flow on Journal Bearing

著者 (2件)： 酒井風馬 (東海大学 総合理工学研究科) ,  落合成行 (東海大学 工学部 機械工学)
資料名： 可視化情報学会論文集(Web)
巻： 37  号： 10  ページ： 55-63(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0021A  ISSN： 1346-5260  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 流体軸受にとって気相の領域を把握することは重要である.しかし,従来の方法で気相領域を特定するには工夫と時間を要する.以上のことから,気相領域を実験的に特定する新たな測定法が求められる.また,一般的に,産業機械で使用されている軸受の多くは潤滑油を内部に満遍なく供給するため給油口が2箇所に設置されている.各給油口から供給された潤滑油は給油口内および軸受内部で混ざり合うのか,互いの流れの相互作用によって流れの経路がある程度パターン化されるのか判別が難しい.本研究では,ジャーナル軸受におけるキャビテーションと空気相の領域,および各給油口から供給される潤滑油の分布を軸受面のRGB感度から考察し,また,従来のキャビテーションの可視化実験と比較し,新たに提案する可視化方法の妥当性について検討した.結果より,補色の関係にある着色剤を用いて潤滑油を2色(橙色および青色)に着色し,2つの給油口から供給することで,各給油口から供給された潤滑油の分布が把握できることが確認された.また,RGB感度の値を相対的に比較することで,軸受内部の気相の領域および潤滑油の分布を特定することが可能であり,従来のキャビテーション可視化実験と比較してもRGB感度から得られた気相の領域とよく一致することが確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： *ラジアル軸受 ,  気相 ,  膜 ,  流動 ,  色空間 ,  色信号 ,  *センシトメトリー
準シソーラス用語： *ジャーナル軸受 ,  油膜 ,  RGB ,  *感度測定

著者キーワード (7件)： Journal bearing ,  Visualization ,  RGB representation ,  Gas phase ,  Cavitation ,  Air phase ,  Circulating flow

分類 (2件)： 光学的測定とその装置一般  (BD07010S) ,  軸受  (QB01020W)

引用文献 (11件)：

• 1) Hashimoto, H., Ochiai, M.: Stabilization Method for Small-Bore Journal Bearing utilizing Starved Lubrication, Transections Journal of Tribology, Vol.132,(2010) pp.1-7.
• 2) 森美郎, 宮田誠次, 阿部康郎, 藤田栄興:ジャーナル軸受における油膜不連続の研究 (第1報),日本機械学会論文集, Vol.33, No.248 (1967) pp.658-666.
• 3) Naruse, Y., Ochiai, M.:小口径ジャーナルすべり軸受における安定化の流量の実験的検証,Journal of Advanced Science, Vol.24, No.1+2 (2012) pp.24-28.
• 4) 和田稲苗:ジャーナル軸受におけるエアレーション:潤滑,Vol.16, No.1 (1971) pp.50-58.
• 5) Hashimoto, H., Ochiai, M.: Experimental Study on the Stabilization of Small-Bore Journal Bearings by Controlling Starved Lubrication and Bearing Orientation Angle, Journal of Tribology, Vol.131, No.1 (2009) pp.001705-1-001705-8.

タイトルに関連する用語 (7件)： ジャーナル軸受 ,  気相 ,  油膜 ,  流れ ,  RGB ,  感度測定 ,  実験