抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者らは,これまで鉱山坑道内の定量データを測定できる遠隔操作型ロボットを開発し全国各地の鉱山坑道内を調査してきた。その結果,坑道内部の映像や断面形状,採掘方向,傾斜角等の定量データと古文書等の記載を比較することによって時代毎の坑道形状の特徴を求めることが可能となった。本研究では,坑道の定量データから採掘鉱石の種類を特定できないか検討した。調査場所は兵庫県多田銀銅山内の樋ノ上坑道群南側斜面である。この地区は銅製錬の際に使用する鉛を採掘した場所と考えられている。調査の結果,この付近の坑道は坑口から数mは斜坑でありその後水平坑になっているという特徴を有していた。この結果から採掘鉱石の種類が採掘形状の傾斜角に表れるのではないかと示唆された。(著者抄録)