抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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愛媛県の地域ブランド戦略を紹介する。近年,地方自治体が主導する認定システムによる地域農産物マーケティングが活発化している。愛媛県は平成13年から地域農産物の掘り起こしに取り組み,平成15年に果樹8品目を含む35品目・産地を「愛媛ふるさと農産物に選定した。また,同時期に減肥量・減化学合成農薬による栽培農産物を認定する「愛媛県特別栽培農産物等認証制度」を制定し,特別栽培農産物の生産販売に取り組み始めた。これらの動きを支え,推進するため平成17年に愛媛県主導で「えひめ愛フード推進機構」が設立された。同機構は「愛媛県産には愛がある」をキャッチコピーとして「愛あるブランド(愛ブランド)]産品の認定制度による農林水産物の販売推進を行っている。愛ブランドには県を代表する産品を認定する「リーディングブランド」と地域限定の特色ある産品を認定する「地域特産ブランド」があり,平成29年8月現在,農林水産物38品目73品が認定され,そのうちの4割をカンキツ類が占めている。愛ブランドの現状を見ると,マーケティング活動が不活発であり,ブランドマーク添付を怠っている事例も見られる