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J-GLOBAL ID:201702244630343828   整理番号:17A0408876

テオブロミンは脳脳由来神経栄養因子を上方制御し,マウスの運動学習を促進する【Powered by NICT】

Theobromine up-regulates cerebral brain-derived neurotrophic factor and facilitates motor learning in mice
著者 (11件):
資料名:
巻: 39  ページ: 110-116  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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カフェイン誘導体である,テオブロミンはTheobroma cacaoにより生成された一次メチルキサンチンである。テオブロミンは細胞内環状アデノシン一リン酸(cAMP)を増加させるホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤として作用する。cAMPはcAMP応答要素結合蛋白質(CREB),多種多様な脳過程の,脳由来神経栄養因子(BDNF)の誘導などに関与することを活性化する。BDNFは細胞生存と神経機能,学習や記憶を含むを支持した。このように,cAMP/CREB/BDNF経路は学習と記憶において重要な役割を果たす。ここでは,経口投与したテオブロミンは中央PDE阻害剤として作用し,マウスにおけるcAMP/CREB/BDNF経路と学習行動に影響するかどうかを検討した。マウスを二群に分けた。対照群(CN)には,通常食を給餌し,テオブロミン群(TB)は0.05%テオブロミンを添加した飼料を30日間投与した。脳中のテオブロミン,リン酸化血管拡張剤刺激りん蛋白質(p VASP),リン酸化CREB(p CREB),とBDNFのレベルを測定した。p VASPはcAMP増加の指標として用いた。三レバー運動学習タスクに対するマウスの性能を解析した。テオブロミンはTBマウスの脳で検出された。p VASP,p-CREBとBDNFの脳レベルはCNマウスのそれと比較して,TBマウスで高かった。さらに,TBマウスはCNマウスよりも三レバータスク上で優れた性能を示した。これらの結果は,経口投与したテオブロミンは脳におけるPDE阻害剤として作用することを示唆し,それはマウスにおけるcAMP/CREB/BDNF経路と運動学習を増加させた。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (6件):
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食用油脂,マーガリン  ,  脂質の代謝と栄養  ,  食品の化学・栄養価  ,  細胞生理一般  ,  神経の基礎医学  ,  循環系の基礎医学 

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