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J-GLOBAL ID：201702244987982839   整理番号：17A0553521

Honda WANDER WALKER CONCEPTのデザイン

Design Philosophy of Honda WANDER WALKER CONCEPT

著者 (5件)： 矢口忠博 (本田技研 四輪R&Dセ) ,  後藤芳奈 (本田技研 四輪R&Dセ) ,  阿部允宏 (本田技研 四輪R&Dセ) ,  鳥井貴彦 (本田技研 四輪R&Dセ) ,  三輪あさぎ (本田技研 四輪R&Dセ)
資料名： Honda R&D Technical Review  (Honda R&D Technical Review)
巻： 29  号： 1  ページ： 114-119  発行年： 2017年03月01日 
JST資料番号： L0353A  ISSN： 0915-3918  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 先進国では,「車」中心の街づくりから「人」中心の街づくりへと大きく舵を切り,都市中心部のコンパクト化,生活機能の集積化を図りながら,歩行圏の整備拡大が活性化している。高齢者をはじめ移動制約者の増加と都市圏への人口集中が始まっていることから,車や公共交通機関を補完する,新しいパーソナルモビリティへの期待が高まっている。Honda WANDER WALKER CONCEPTは誰もが気軽に出かけたくなる「都市型マイクロムーバ」を目指して開発した。移動空間バリアの低減に寄与するパッケージデザインは,街なかのインフラにアクセスしやすいサイズとして,車体幅540mm,最小回転半径1,000mm,「その場旋回モード」を実現した。誰にもわかりやすい直感的な操作のしやすさを目指し,ツインレバーステアリングを採用した。外出に対する心理的バリアを軽減する「見守りアプリ」などを実装した情報通信プラットフォームや「お迎えモード付電動シート」を提案した。スタイリングデザインは「URBAN CONSTRUCTION STYLE」をコンセプトとし,街なか景観に馴染むスタイリッシュでさりげない形をシンプルなツインフレーム構造で具現化した。またフレーム構造とすることで,内側に自由なカーゴスペースを実現させた。(著者抄録)

シソーラス用語： *電気自動車 ,  *小型車 ,  *概念設計 ,  *技術開発 ,  都市空間 ,  旋回性能 ,  インテリアデザイン ,  実証実験 ,  市場調査
準シソーラス用語： *設計コンセプト ,  モビリティ【交通】 ,  動的範囲 ,  高齢者 ,  移動性 ,  操作性 ,  簡易化 ,  パッケージ化 ,  エクステリアデザイン ,  技術展示会 ,  新製品開発 ,  商品化計画

分類 (3件)： 電気自動車  (QG07020B) ,  システム設計・解析  (IA02030D) ,  マーケティング  (KA06020W)

引用文献 (6件)：

• 国土交通省国土審議会政策部会長期展望委員会:国土の長期展望 中間とりまとめ概要,p.7,(2011)
• http://www.its-jp.org/wp-content/uploads/2013/11/ITS-future-vision_j_140130.pdf
• 矢口忠博,原田和典:次世代パーソナルモビリティ実証実験における地域デザイン活動,Honda R&D Technical Review,Vol.26,No.2,p.196-201
• 矢口忠博,増渕義則,山村誠,仲本剛,川島英敏:電動カートの利用が高齢者のQOLに与える影響に関する実証実験, Honda R&D Technical Review,Vol.27,No.1,p.72-78
• 田島孝光:生体機構に学ぶ次世代ステアリングシステムの開発,電気学会誌Vol.132,No.9,p.622-625,(2012)

タイトルに関連する用語 (1件)： デザイン