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J-GLOBAL ID：201702245065392256   整理番号：17A0562600

相乗効果を産み出す層状構造 5 しぶとく発展する交互吸着法 Layer-by-Layer技術の近年の展開

著者 (1件)： 有賀克彦 (物質・材料研究機構 WPI-MANA)
資料名： 化学と工業  (Chemistry & Chemical Industry)
巻： 70  号： 5  ページ： 424-426  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： F0107A  ISSN： 0022-7684  CODEN： KAKTAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 様々な物質を簡便な方法でナノメートルレベルの層状構造にくみ上げることができる交互吸着法(Layer-by-layer Assembly)。最近は発表される論文数も減少気味であるが,この方法はすたれてしまったのか?そんなことはない。このシンプルな方法は層状構造をボトムアップで作り上げるための最良の方法であり,世の中には存在しないような物質を作り出し相乗的な新機能を産み出す。成熟期に入った交互吸着法のしぶとい発展ぶりをここに紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *相乗作用 ,  *層状化合物 ,  *自己組織化 ,  *薄膜成長 ,  吸着 ,  材料 ,  強磁性体 ,  誘電体薄膜
準シソーラス用語： *LBL集合 ,  交互吸着 ,  マルチフェロイック材料

分類 (2件)： 薄膜成長技術・装置  (BK14020I) ,  分子化合物  (CE02000C)

引用文献 (11件)：

• 有賀克彦, 「何処へ向かうのか...交互積層膜」, 高分子, 2013, 62, 93.
• M. Osada, T. Sasaki, K. Ono, Y. Kotani, S. Ueda, K. Kobayashi, ACS Nano 2011, 5, 6871.
• B.-W. Li, M. Osada, Y. Ebina, S. Ueda, T. Sasaki, J. Am. Chem. Soc. 2016, 138, 7621.
• S. A. Ulasevich, G. Brezesinski, H. Möhwald, P. Fratzl, F. H. Schacher, S. K. Poznyak, D. V. Andreeva, E. V. Skorb, Angew. Chem. Int. Ed. 2016, 55, 13001.
• L. Winterton, J. Vogt, J. Lally, F. Stockinger, Coating of Polymers. World Patent WO9935520 1999.

タイトルに関連する用語 (5件)： 相乗効果 ,  層状構造 ,  発展 ,  交互吸着 ,  展開