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J-GLOBAL ID：201702245139980346   整理番号：17A0900636

アサリ垂下養殖における飼育容器と基質の検討

Comparison of types of cage and substrates in suspended culture system of the asari clam Ruditapes philippinarum

著者 (11件)： 畑直亜 (三重県水産研) ,  長谷川夏樹 (水産研究・教育機構 増養殖研) ,  水野知巳 (三重県水産研) ,  藤岡義三 (水産研究・教育機構 増養殖研) ,  石樋由香 (水産研究・教育機構 増養殖研) ,  渡部諭史 (水産研究・教育機構 増養殖研) ,  浅尾大輔 (鳥羽磯部漁業協同組合浦村支所浦村アサリ研究会) ,  山口恵 (ケアシェル) ,  今井芳多賀 (ケアシェル) ,  森田和英 (伊勢農林水産事務所) ,  日向野純也 (水産研究・教育機構 瀬戸内海区水研)
資料名： 水産技術  (Journal of Fisheries Technology)
巻： 9  号： 3  ページ： 125-132  発行年： 2017年03月24日 
JST資料番号： L8256A  ISSN： 1883-2253  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 三重県鳥羽市の生浦湾において,4種類の飼育容器と2種類の基質を組み合わせてアサリの飼育試験を行った結果,丸カゴと軽石の組み合わせで,従来のコンテナと砂利の組み合わせと同程度のアサリの成長と生残が得られ,肥満度も20.0以上と良好であった。丸カゴ式では,丸カゴ内に0.5kgのアサリと5Lの軽石を入れた内袋を2袋設置し,湾奥部の4m層に垂下した場合に成績が良く,飼育約11か月間の日間成長量は0.027mm/day(殼長),生残率は77.8%であった。丸カゴ式飼育は,従来のコンテナ式よりも軽量であるため,アサリ垂下養殖の効率化に寄与するものである。(著者抄録)

シソーラス用語： *アサリ ,  養殖 ,  三重県 ,  軽石 ,  コンテナ ,  砂利 ,  漁具
準シソーラス用語： *貝類養殖 ,  丸カゴ ,  飼育施設 ,  飼育試験 ,  垂下養殖 ,  生浦湾 ,  養殖技術

分類 (2件)： 増養殖の技術  (FH04020Y) ,  魚類以外の水産動物  (FH02030V)

引用文献 (16件)：

• 相島 昇 (1993) アサリ稚貝の潜砂行動に及ぼす水温と塩分の影響. 福岡水技研報, 1, 145-150.
• 藤原正夢・辻 秀二・田中雅幸・今西裕一・中西雅幸 (2008) 垂下コンテナ飼育におけるアサリの成長. 京都府立海洋センター研究報告, 30, 49-53.
• 萩田健二 (1985) 貧酸素水と硫化水素水のアサリのへい死に与える影響. 水産増殖, 33, 67-71.
• 萩田健二・石川貴朗 (1984) 伊勢湾におけるアサリの産卵期について. 水産増殖, 32, 213-215.
• 長谷川夏樹・日向野純也・井上誠章・藤岡義三・小林節夫・今井芳多賀・山口 恵 (2012) アサリ増殖基質としてのカキ殻加工固形物「ケアシェル」の利用 (アサリ特集号). 水産技術, 5, 97-105.

タイトルに関連する用語 (4件)： アサリ ,  垂下養殖 ,  飼育 ,  基質