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J-GLOBAL ID：201702246901492938   整理番号：17A0962067

鉄道利用者の帰宅途中における立ち寄り駅の選択行動について

CHOICE BEHAVIOR OF STOPOVER-STATION BY RAILWAY USERS ON THEIR WAY HOME

著者 (3件)： 大佛俊泰 (東京工業大学環境・社会理工学院) ,  岩淵紗葵 (東京工業大学大学院情報理工学研究科) ,  沖拓弥 (東京工業大学環境・社会理工学院)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
巻： 82  号： 736  ページ： 1561-1568(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄道利用者の帰宅途中における立ち寄り駅の選択行動について考察した。東京都市圏パーソントリップ調査データから通勤・通学を対象として,立ち寄りトリップを抽出し,立ち寄る駅を推定する多項ロジットモデルを構築して分析した。その結果,帰宅経路の乗換駅や周辺に商業施設が多い駅は,時点によらず立ち寄り駅としての魅力度が高いが,立ち寄る際の増加時間に対する抵抗は,経年的に大きくなっている。その他,1)男性は乗換駅を,女性は商業集積が大きい駅を立ち寄り駅として選好する。2)高年齢層ほど立ち寄る際の増加時間に対する抵抗が大きい。若年層ほど商業ポテンシャルの高い駅の魅力度が高い。3)買い物目的では,立ち寄る際の増加時間への抵抗が大きい。食事・社交・娯楽を目的する行動では待ち合わせに便利な乗り換え駅の見魅力度が高い。さらに,駅周辺地域での再開発や鉄道事業者間での相互直通運転に伴って変化する立ち寄り行動の変化も予測した。

シソーラス用語： *パーソントリップ調査 ,  *回帰モデル ,  *鉄道駅 ,  *都市圏 ,  *通勤 ,  移動
準シソーラス用語： 乗換駅 ,  多項ロジットモデル ,  通学 ,  東京大都市圏

著者キーワード (8件)： パーソントリップ調査 ,  多項ロジットモデル ,  立ち寄り行動 ,  鉄道駅 ,  person trip survey ,  multinomial logit model ,  stopover behavior ,  railway station

分類 (2件)： 都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D) ,  交通調査  (TB01031B)

引用文献 (15件)：

• 1) 足立卓也・吉川徹:職住遊の配置に着目した立ち寄りやすい都市空間構成の分析,日本都市計画学会都市計画報告集,No. 14,pp. 39-44,2015.5
• 2) 田中健一:首都圏鉄道駅の時空間的な立ち寄りやすさを測る,オレーションズ・リサーチ:経営の科学,55(3),pp. 164-169,2010.3
• 3) 栗田治・本間裕大:立ち寄りを伴うトリップのための空間的相互作用デル-ウィルソンのエントロピー最大化法の一般化とその応用-,日本都市計画学会都市計画論文集,No. 40-3,pp. 109-114,2005.10
• 4) 小玉さと子・生田京子・山下哲郎:都市就業者の通勤実態とその行動に関する一考察,日本建築学会大会学術講演梗概集 E-1,pp. 1061-1062,2006.7
• 5) 磯野雄人・岸本達也:立ち寄り利用を考慮した公共図書館の利用モデルと最適配置の特性,日本都市計画学会都市計画論文集,Vol. 46,No. 3,pp. 415-420,2011.10

タイトルに関連する用語 (3件)： 鉄道利用者 ,  駅 ,  選択行動