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J-GLOBAL ID：201702247575842301   整理番号：17A1758993

光フロー反応をキーステップとする高性能有機半導体材料の創成

Development of Organic Materials for High-Performance Organic Semiconductors by sing Flow Photoreaction as the Key Synthetic Step

著者 (2件)： 岡本秀毅 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  久保園芳博 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： Annual Report of the Okayama Foundation for Science and Technology  (Annual Report of the Okayama Foundation for Science and Technology)
号： 26  ページ： 79-87  発行年： 2017年10月23日 
JST資料番号： F2025A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・有機エレクトロニクスの分野において有望な分子であるベンゼン環がジグザグ状に連なったフェナセンを連続的なフロー光反応により効率的に合成する方法を開発。
・Wittig反応によるジアリールエテンの合成と,それらをMallory光環化したフェナセンの合成を連続フローシステムで実施。
・合成した[9]フェナセンを用いて非常に高い電荷移動度を示す有機電界効果型トランジスタデバイスの作製に成功。
・新規な蛍光材料としてクリセンを組み込んだ化合物を合成し,0.79~0.88の非常に高い蛍光量子収率を示すことを実証。

シソーラス用語： *半導体素子 ,  *Wittig反応【カップリング】 ,  *オレフィン化合物 ,  *芳香族炭化水素 ,  *芳香族縮合化合物 ,  *光環化 ,  蛍光体 ,  量子収量 ,  キャリア移動度
準シソーラス用語： *ジアリールエテン ,  蛍光量子収率 ,  *多環芳香族化合物 ,  電荷移動度 ,  *有機半導体デバイス

分類 (2件)： 四環以上の炭素縮合多環化合物  (CF06090C) ,  有機化学反応一般  (CF02010Q)

引用文献 (7件)：

• Okamoto, H.; Kawasaki, N.; Kaji, Y.; Kubozono, Y.; Fujiwara, A.; Yamaji, M. J. Am. Chem. Soc. 2008, 130, 10470.
• Shimo, Y.; Mikami, T.; Hamao, S.; Goto, H.; Okamoto, H.; Eguchi, R.; Gohda, S.; Hayashi, Y.; Kubozono, Y. Sci. Rep. 2016, 6, 21008, DOI: 10.1038/srep21008.
• Okamoto, H.; Eguchi, R.; Hamao, S.; Goto, H.; Gotoh, K.; Sakai, Y.; Izumi, M.;Takaguchi, Y.; Gohda, S.; Kubozono, Y. Sci. Rep. 2014, 4, 5330, DOI: 10.1038/srep05330.
• Mitsuhashi, R.; Suzuki, Y.; Yamanari, Y.; Mitamura, H.; Kambe, T.; Ikeda, N.; Okamoto, H.; Fujiwara, A.; Yamaji, M.; Kawasaki, N.; Maniwa, N.; Kubozono, Y. Nature 2010, 464, 76.
• Lang, K. F. Angew. Chem. 1951, 63, 345.

タイトルに関連する用語 (4件)： フロー ,  キー ,  有機半導体材料 ,  創成