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J-GLOBAL ID：201702247602223187   整理番号：17A0634563

ラフ集合による深層崩壊発生の重要要因と発生・非発生条件の抽出

Occurrence and non-occurrence of the extraction conditions and the occurrence of deep-seated landslide important factor using rough set

著者 (5件)： 海原荘一 (エイト日本技術開発) ,  木下篤彦 (土木研) ,  今森直紀 (国土交通省 近畿地方整備局 大規模土砂災害対策技セ) ,  竹本大昭 (エイト日本技術開発) ,  只熊典子 (エイト日本技術開発)
資料名： 砂防学会誌  (新砂防)
巻： 70  号： 1  ページ： 10-19  発行年： 2017年05月15日 
JST資料番号： G0196A  ISSN： 0286-8385  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 広範囲を対象とした深層崩壊リスク評価方法の参考とするため,台風12号による奈良県南部地域の深層崩壊についてデータマイニング手法の1つであるラフ集合を用いて地形・地質・降雨などの要因分析を行い,総合的な深層崩壊発生条件を明らかにした。重要要因は斜面方位,微地形該当数(3箇所以上),累積雨量の超過確率年(1/150年以上),標高差,接峰面差,断層からの距離であり,発生原因はいくつかのルールを組み合わせれば全体数の1/3程度が説明可能であることを明らかにした。

シソーラス用語： データマイニング ,  *ラフ集合 ,  *因子分析 ,  *斜面崩壊 ,  発生 ,  地形 ,  地質 ,  降雨 ,  奈良県 ,  リスク評価
準シソーラス用語： *深層崩壊 ,  発生メカニズム【機構】 ,  要因分析

分類 (1件)： 斜面安定,掘削変形  (RA03070L)

引用文献 (18件)：

• 松村和樹・藤田正治・山田孝・権田豊・沼本晋也・堤大三・中谷加奈・今泉文寿・島田徹・海堀正博・鈴木浩二・徳永博・柏原佳明・長野英次・横山修・鈴木拓郎・武澤永純・大野亮一・長山孝彦・池島剛・土屋智:2011年台風12号による紀伊半島で発生した土砂災害,砂防学会誌,Vol.64, No.5, p.43-53,2012
• 近畿地方整備局河川部:平成23年度台風12号による河道閉塞への対応~紀伊半島大水害~,2012
• 南哲行・山田孝・水野秀明・古賀省三:平成9年7月10日に鹿児島県出水市針原川で発生した土石流の土砂量と面積について(速報),砂防学会誌,Vol.50, No.3, p.81-82, 1997
• 鈴木隆司・栗原淳一・桜井亘・酒井直樹:豪雨を誘因とする深層崩壊発生箇所の特徴とその抽出手法について, 土木技術資料,Vol.49, No.5, p.58-63,2007
• 田村圭司・内田太郎・鈴木隆司・寺田秀樹・栗原淳一: 深層崩壊の発生の恐れのある渓流抽出マニュアル(案), 独立行政法人土木研究所,21pp.,2008

タイトルに関連する用語 (3件)： ラフ集合 ,  深層崩壊 ,  要因