文献
J-GLOBAL ID:201702248220694767   整理番号:17A0127516

徳島市沖洲地区人工海浜で発生している「沈み込み現象」の原因究明

著者 (5件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: I_718-I_723(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U0288A  ISSN: 2185-4688  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
徳島市沖洲地区にある人工海浜は,埋め立てられる既存海浜の代償措置として造成されたが,既存海浜の底生生物相を再現できていなかった.決定的な違いはホソウミニナの有無であり,その原因は沖洲人工海浜で確認されている「沈み込み現象」によるものと推察された.筆者らは「沈み込み現象」の発生原因として,ニホンスナモグリに着目した.その結果「沈み込み現象」は,ニホンスナモグリの生息域のみで発生していること,加えてニホンスナモグリを排除すると「沈み込み現象」は発生しないことを示した.また,ニホンスナモグリはホソウミニナの生残に負の影響を与えることも分かった.しかしニホンスナモグリを排除することで,底生生物相が貧弱になる結果も示されており,ニホンスナモグリが干潟生態系へ与える影響は極めて複雑であることが示された.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
海岸工学 
引用文献 (15件):
  • 1) 東和之,大田直友,河井崇,山本龍兵,丸岡篤史,橋本温,上月康則:人工干潟と自然干潟におけるマクロベントス相の比較,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 68,No. 2,pp. 1091-1096,2012.
  • 2) 東和之,大田直友,河井崇,上月康則:徳島市沖洲人工干潟でのホソウミニナの生息阻害要因,沿岸域学会誌,Vol. 27,No. 3,pp. 41-50,2014.
  • 3) 東和之,大田直友,橋本温,大谷壮介,山中亮一,上月康則:人工干潟の底質における「沈み込み現象」の検証と底生生物への影響評価,土木学会論文集B1(水工学),Vol. 59,No. 4,pp. 1111-1116,2015.
  • 4) Tamaki A. : Effects of the bioturbating activity of the ghost shrimp Callianassa japonica Ortmann on migration of a mobile polychaete, Journal of Experimental Marine Biology and Ecology, Vol. 120, pp. 81-95, 1988.
  • 5) Stanzel C. and Finelli C. : The effects of temperature and salinity on ventilation behavior of two species of ghost shrimp (Thalassinidea) from the northern Gulf of Mexico: laboratory study Journal of Experimental Marine Biology and Ecology, Vol. 312, pp. 19-41, 2004.
もっと見る

前のページに戻る