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J-GLOBAL ID：201702248350049165   整理番号：17A1221217

エネルギー資源としての泥炭の有効利用

Utilization of Peat as an Energy Resource

著者 (6件)： 荒牧憲隆 (公益財団法人北海道科学技術総合振興センター 研究部 幌延地圏環境研究所) ,  Badrul Alam A.K.M. (公益財団法人北海道科学技術総合振興センター 研究部 幌延地圏環境研究所) ,  玉村修司 (公益財団法人北海道科学技術総合振興センター 研究部 幌延地圏環境研究所) ,  上野晃生 (公益財団法人北海道科学技術総合振興センター 研究部 幌延地圏環境研究所) ,  村上拓馬 (公益財団法人北海道科学技術総合振興センター 研究部 幌延地圏環境研究所) ,  金子勝比古 (公益財団法人北海道科学技術総合振興センター 研究部 幌延地圏環境研究所)
資料名： Journal of MMIJ (Web)  (Journal of MMIJ (Web))
巻： 133  号： 7  ページ： 173-181(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0755A  ISSN： 1884-0450  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報は,有機物を多く含む泥炭の有効利用方法に関し,特に,メタン生成資源としての利用可能性について記述した。筆者等は,泥炭の材料特性や北海道幌延町周辺での分布特性を考慮し,泥炭を,特に道北におけるメタン生成のエネルギー資源として利用する可能性について検討した。筆者等は,地下圏でのメタン生産技術であるバイオメタン鉱床造成及び生産法(SCG)を利用し,泥炭と低濃度の過酸化水素との反応により,工業的にメタン生成に必要な低分子量有機酸を生成する方法を提案した。本報では,始めに北海道における泥炭の分布及び泥炭の物理・化学的性質について記述した後,提案の泥炭からの有機物分解促進のための実験方法及び条件に付いて詳述した。さらに,今後の泥炭の有効利用のためのマテリアルフローを示した。実験結果より,SCGを利用した提案方法の有効性を示した。

シソーラス用語： *泥炭 ,  利用 ,  *メタン化 ,  エネルギー資源 ,  有機物 ,  メタンガス ,  北海道 ,  生産技術 ,  特性 ,  図形 ,  *有機酸 ,  過酸化水素 ,  流れ図
準シソーラス用語： バイオメタン ,  マテリアルフロー ,  *メタン生成 ,  材料特性 ,  分布図 ,  有効利用

著者キーワード (10件)： 泥炭 ,  過酸化水素 ,  低分子量有機酸 ,  バイオメタン ,  建設発生土リサイクル ,  Peat ,  Hydrogen Peroxide ,  Biomass Energy ,  Low-Molecular-Weight Prganic Acids ,  Recycling of Construction Generated Soil

分類 (2件)： 炭鉱,石炭資源  (UA01100K) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (33件)：

• 1) 地盤工学会:泥炭のお話し, ( 丸善, 東京, 2004), 114p.
• 2) 工業技術院北海道開発試験所:北海道工業開発試験書報告書, 第49 号, 31p, 1990.
• 3) 飯田貞一, 奥山哲雄, 伊藤昭三, 石山栄三:燃料協会誌, 39 (1960), 713-721.
• 4) 佐々木満雄, 平野晴望:北見工業大学研究報告, 1 (1963), 41-47.
• 5) 新エネルギー・産業技術総合開発機構:NEDO 再生可能エネルギー白書, ( 森北出版, 東京, 2014), 672p.

タイトルに関連する用語 (3件)： エネルギー資源 ,  泥炭 ,  有効利用