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J-GLOBAL ID：201702248408251102   整理番号：17A0588663

粒子フィルタによる土壌水分特性パラメータの同定に対するリサンプリングの影響

著者 (3件)： 伊藤真一 (大阪大学 大学院工学研究科地球総合工学専攻) ,  小田和広 (大阪大学 大学院工学研究科地球総合工学専攻) ,  小泉圭吾 (大阪大学 大学院工学研究科地球総合工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 72  号： 2  ページ： I_63-I_74(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 斜面崩壊の発生には雨水の浸透が大きく影響するため,現地斜面における土壌水分特性の把握は重要である.近年,土中の水分量を現地計測するシステムが盛んに開発されており,それらの計測結果に基づく土壌水分特性の逆解析が着目されている.本研究では,現地計測結果に基づいて,高精度かつ短時間に土壌水分特性パラメータの確率分布を求めることができる手法の把握を目的として,粒子フィルタの3つの異なるアルゴリズムを用いたデータ同化をそれぞれ実施した.そして,同定された粒子の分布を用いたシミュレーションを通じて,現地計測結果に対する再現性を比較した.その結果,各ステップにおけるシミュレーションの実施回数を省略するアルゴリズムであるSIR_omitは,高精度かつ短時間でのデータ同化が可能であることが明らかとなった.(著者抄録)

シソーラス用語： *土壌水分特性 ,  *適応フィルタ ,  *データ同化 ,  計算機シミュレーション ,  計算機アルゴリズム ,  パラメータ推定 ,  定式化 ,  適応制御 ,  現地調査 ,  試料採取 ,  測定データ ,  確率分布 ,  ヒストグラム ,  誤差解析 ,  再現性 ,  斜面崩壊
準シソーラス用語： 誤差率 ,  *粒子フィルタ

著者キーワード (4件)： particle filter ,  data assimilation ,  field measurement data ,  soil hydraulic parameters

分類 (2件)： 土壌物理  (FB04030R) ,  透水性,浸透水,土中水  (RA03040E)

引用文献 (21件)：

• 小泉圭吾,藤田行茂,平田研二,小田和広,上出定幸:土砂災害監視のための無線センサーネットワークの実用化に向けた実験的研究,土木学会論文集 C(地圏工学),Vol.69,No.1,pp.46-57,2013.
• 岩田直樹,柳崎剛,渡邉聡,片山弘憲,笹原克夫: 平成26年8月豪雨時の広島まさ土斜面の降雨浸透・流出特性について,第50回地盤工学研究発表会,pp.2055-2056,2015.
• 松尾和昌,酒匂一成,北村良介:斜面崩壊予知戦略 -南九州シラス地帯を例として-,自然災害科学(日本自然災害学会誌),第21巻1号,pp.25-33,2002.
• 梁偉立,小杉賢一朗,林祐妃,水山高久:雨水鉛直浸透に関わる土壌水分特性パラメータの特定手法に関する考察,砂防学会誌,Vol.59,No.3,pp.3-12, 2006.
• 片山弘憲,小林公明,笹原克夫,杉原成満,渡邉聡, 山部哲:現地計測データに基づく土壌水分特性を用いた降雨浸透過程の再現計算,砂防学会研究発表会, A-58-A-59,2016.

タイトルに関連する用語 (5件)： 粒子フィルタ ,  土壌水分特性 ,  パラメータ ,  同定 ,  リサンプリング