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J-GLOBAL ID：201702249853794111   整理番号：17A1297581

食味官能試験からみたパインアップルの品質評価

著者 (2件)： 菊地香 (日本大 生物資源科学) ,  中村哲也 (共栄大)
資料名： 農業および園芸  (Agriculture and Horticulture)
巻： 92  号： 10  ページ： 869-874  発行年： 2017年10月01日 
JST資料番号： G0801A  ISSN： 0369-5247  CODEN： NOOEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 国産の加工用パインアップルは輸入自由化により減少を続け,パインアップル缶詰の輸入割当制度に守られている状況である。また,国内のパインアップル缶詰工場は沖縄本島北部の加工場のみとなった。フィリピン産と沖縄産パインアップル缶詰の食味官能試験による品質評価を行った。調査は2015年11月,埼玉県春日部市の私立大学の学園差を訪れた一般者を対象にアンケート形式で実施した。アンケート項目は果肉の色,香り,硬度,甘味,酸味,食感,糖酸比バランスの7項目とした。回答者の属性は女性35名,男性14名,40歳未満14名,40歳以上34名である。性別,年齢別,世帯員数別の食味官能における評価結果を解説する。これらの結果から,回答者は食感の良いパインアップルとして糖酸比のとれた果肉を高評価することが分かった。

シソーラス用語： *パイナップル ,  評価 ,  *缶詰 ,  味 ,  *官能検査 ,  アンケート ,  食品特性
準シソーラス用語： 官能試験 ,  食味 ,  糖酸比 ,  品質評価

分類 (2件)： 果実とその加工品  (FJ11030Z) ,  食品の品質  (FJ01040F)

引用文献 (10件)：

• 芥田三郎・村山徹雄・高坂和久 1965.白肉桃缶詰の品質改良法について 第1報 白肉桃の赤色色素の脱色法について.山口大学農学部学術報告 16:679-694.
• 芥田三郎・村山徹雄・伊福 靖 1965.白肉桃缶詰の品質改良法について 第2報 桃缶詰の脱色と保色の方法について.山口大学農学部学術報告 16:695-704.
• 新井祥穂・永田淳嗣 2006.沖縄・石垣島におけるパイナップル生産の危機と再生.東京大学人文地理学研究 17:35-49.
• 沖縄県農林水産部 2016.果樹生産の現状.平成26年版沖縄県の園芸・流通.pp.72-90.
• 川満芳信・與儀喜代政・濱上昭人・野瀬昭博・比嘉正和 1995.パインアップル果実の糖,有機酸,プロメラインにおける品種間差異,季節および収穫後の変化.沖縄農業 30(1):2-19.

タイトルに関連する用語 (4件)： 食味 ,  官能試験 ,  パインアップル ,  品質評価