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J-GLOBAL ID：201702250644467733   整理番号：17A0973427

表面ワイヤブラッシングによる銅合金板材の曲げ加工性改善

Improvement of Bendability of Cu Alloy Sheets by Surface Wire Brushing

著者 (3件)： 三浦博己 (豊橋技科大 機械工学系) ,  木村匠 (電通大) ,  小林正和 (豊橋技科大 機械工学系)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 56  ページ： 71-75  発行年： 2017年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電気・電子部品としての銅合金コネクタ材料の基本的物性として,優れた強度と延性のバランス,導電性,曲げ加工性が求められる。曲げ加工性の低下の原因の一つは,圧延集合組織の発達である。表面ワイヤブラッシングは,表層のナノ結晶化をもたらし,高強度化や表面亀裂の抑制などが期待される。本研究では,強圧延Cu-0.077Zr-0.0029Co合金板にワイヤブラッシングを施し,圧延集合組織および曲げ加工性に及ぼす影響を調べた。ワイヤブラッシングにより板材表面近傍が微細結晶粒になり,圧延集合組織が緩和された。その影響は,深さ0.5mmまで及んでいた。ワイヤブラッシング後の時効処理により,バランスに優れた機械的性質(強度,伸び,曲げ加工性)が達成された。

シソーラス用語： *コネクタ ,  *銅合金 ,  ジルコニウム含有合金 ,  コバルト含有合金 ,  冷間圧延 ,  加工熱処理 ,  *表面加工 ,  ブラシ ,  集合組織 ,  *機械的性質 ,  時効処理 ,  時効硬化 ,  *成形性 ,  曲げ加工 ,  ナノ結晶 ,  結晶粒微細化 ,  引張強さ ,  伸び率 ,  極点図 ,  結晶方位 ,  硬度 ,  電気伝導率 ,  応力歪曲線 ,  応力歪特性 ,  光学顕微鏡法 ,  圧延集合組織 ,  強塑性変形 ,  *性質 ,  改変 ,  強度 ,  曲線 ,  線 ,  特性
準シソーラス用語： 圧延組織 ,  SPD【塑性】 ,  電気コネクタ ,  ワイヤブラッシング ,  強塑性加工 ,  結晶配向 ,  硬度分布

分類 (3件)： 熱的操作によらぬ硬化  (WC04080O) ,  組織的硬化現象  (WB01020C) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (11件)：

• 銅及び銅合金の基礎と工業技術,改訂版,日本伸銅協会(1994).
• H. Kaneko and T. Eguchi : Mater. Trans., 53 (2012), 1847-1851.
• 高維林,菅原章,木村崇:まてりあ,52(2013),26-28.
• 山上直樹,村松尚国,左海哲夫:銅と銅合金,46(2007),153-156.
• 井上博史:銅と銅合金,52(2013),109-114.

タイトルに関連する用語 (5件)： ワイヤ ,  ブラッシング ,  銅合金 ,  板材 ,  曲げ加工性