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J-GLOBAL ID：201702251254778779   整理番号：17A1942871

海面状況を考慮したSHF帯における海上伝搬特性推定モデル

A Model for Predicting Propagation Characteristics for Propagation Paths on the Sea at SHF Bands Considering Sea Surface Condition

著者 (4件)： 佐々木元晴 (NTT アクセスサービスシステム研) ,  鷹取泰司 (NTT アクセスサービスシステム研) ,  瀬島孝太 (NTT西日本 研究開発セ) ,  石井勝己 (NTT西日本 研究開発セ)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 283(AP2017 107-145)  ページ： 143-150  発行年： 2017年11月01日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 5GHz帯と25GHz帯を用いた長崎県沿岸の海上伝搬特性の測定結果を示すとともに,この海上伝搬特性を推定可能な伝搬モデルについて示した。測定の結果,SHF帯では潮位変動に伴うフェージングが発生するが,波高が高い場合には変動幅が小さくなり,より複雑なフェージングとなることを明らかにした。また,降雨減衰の影響についても併せて示した。さらに,これらの影響を推定可能な2波モデルをもとにした推定モデルを用いて測定結果との比較を行った。その結果,潮位変動による直接波と海面反射波の経路差の変化,波高の変動に伴う海面反射の実効反射係数の変化,および降雨減衰の影響を考慮することで,SHF帯の海上伝搬特性を精度よく推定可能であることを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： SHF【周波数】 ,  *水位変動 ,  フェージング【通信】 ,  *降雨減衰 ,  海上 ,  *電波伝搬 ,  海面クラッタ ,  波高 ,  依存性 ,  反射率 ,  *モデル ,  *通信測定 ,  検出
準シソーラス用語： RSSI ,  *推定モデル ,  潮位変動 ,  *伝搬モデル ,  反射係数

分類 (2件)： 通信測定一般  (ND03000R) ,  電波伝搬一般  (ND05010Q)

引用文献 (17件)：

• 総務省,九州総合通信局, ′′離島等の中・長距離海上電波伝搬に適した無線アクセスシステム構築のための調査検討報告書′′, 2009年3月.
• J. S. McPetrie, et al., ′′Oversea Propagation on Wavelengths of 3 and 9 Centimeters,′′ Proc. IRE, vol.37, no.3, pp.243-257, Mar. 1949.
• A. Schneider, ′′Oversea radar propagation within a surface duct,′′ IEEE Trans. Antennas and Propagation, vol.17, no.2, pp.254-255, Mar. 1969.
• 井上武夫, ′′見通し内海上伝搬路における交さ偏波特性′′, 信学論B, Vol.J56-B, No.9, pp.402-409, 1973年9月.
• 佐々木収,井上武夫, ′′マイクロ波海上回線における伝搬ひずみとSD効果′′, 電子情報通信学会論文誌B, Vol.J57-B, No.4, pp.221-228, 1974年4月.

タイトルに関連する用語 (6件)： 海面 ,  状況 ,  SHF帯 ,  海上 ,  伝搬特性 ,  推定モデル