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J-GLOBAL ID：201702251566819349   整理番号：17A0088585

初期検討・FS に資する海洋再生可能エネルギー資源量推定 -波浪・海流・潮流・温度差発電エネルギーポテンシャル-

著者 (11件)： 早稲田卓爾 (東京大学大学院新領域創成科学研究科) ,  WEBB Adrean (東京大学大学院新領域創成科学研究科) ,  清松啓司 (東京大学大学院新領域創成科学研究科) ,  藤本航 (東京大学大学院新領域創成科学研究科) ,  宮澤泰正 (海洋研究開発機構) ,  VARLAMOV Sergey (海洋研究開発機構) ,  堀内一敏 ((株)フォーキャストオーシャンプラス) ,  藤原敏文 (海上技術安全研究所) ,  谷口友基 (海上技術安全研究所) ,  松田和宏 ((株)ウェブブレイン) ,  吉川潤 ((株)ウェブブレイン)
資料名： 日本船舶海洋工学会論文集  (Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers)
巻： 23  ページ： 189-198(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： G0242B  ISSN： 1880-3717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 太陽光発電や陸上風力発電などと比べ,海洋再生可能エネルギーの導入は遅れており,その理由の一つに開発の初期段階で必要な情報の不足が挙げられる。欧州を中心として作成されたガイドラインや規準では,FS(Feasibility Study)に資する波浪発電資源量推定には,例えば500mの解像度で10年以上の長さのデータが必要と定められている。これは事業者にとっては大きな負担であり,実質的には実行不可能である。本研究では,これまでにない解像度と精度で,資源量推定を行った。即ち,波浪に関しては日本全国沿岸域を解像度1km,21年間のパイントキャストを行い,海流・潮流・水温に関しては,日本近海を解像度3km,10年間のパイントキャストを行った。本稿では,これらのシミュレーション要件を定めるに至った日本近海の自然変動の特性を説明し,次に,波浪モデルとその検証,および海流・潮流モデルとその検証についてまとめた。また,ポテンシャルとその変動幅の定量化についてまとめると共に,年間発電ポテンシャルの推定について説明した。

シソーラス用語： 波力エネルギー ,  海流 ,  潮汐エネルギー ,  *温度差発電 ,  分解能 ,  沿岸帯 ,  水温 ,  シミュレーション ,  海洋モデル ,  ポテンシャル ,  波浪 ,  *潮力発電 ,  *推定
準シソーラス用語： *エネルギーポテンシャル ,  ガイドライン ,  *海洋再生エネルギー ,  *資源量 ,  自然変動 ,  定量化 ,  日本近海 ,  波浪モデル

分類 (1件)： その他の発電  (NB03140M)

引用文献 (10件)：

• 1) Hacking, I. The emergence of probability: A philosophical study of early ideas about probability, induction and statistical inference, Cambridge University Press, 2006.
• 2) Reeve, D. E., Chen, Y., Pan, S., Magar, V., Simmonds, D. J., & Zacharioudaki, A. An investigation of the impacts of climate change on wave energy generation: The Wave Hub, Cornwall, UK, Renewable Energy, 36(9), 2404-2413, 2011.
• 3) Kidoura, Y., R. Wada and T. Waseda. On the aleatory uncertainty of the wave power in the North West Pacific, 33rd International Conference on Ocean, Offshore, and Arctic Engineering, San Francisco, U.S.A., June 8-13, 2014.
• 4) Miyazawa, Y., R. Zhang, X. Guo, H. Tamura, D. Ambe, J.-S. Lee, A. Okuno, H. Yoshinari, T. Setou, and K. Komatsu, Water mass variability in the western North Pacific detected in a 15-year eddy resolving ocean reanalysis, J. Oceanogr. 65, 737-756, 2009.
• 5) Webb, A., T. Waseda and K. Kiyomatsu, A 21-year high-resolution wave resource assessment of Japan: Model setup and validation, to be submitted

タイトルに関連する用語 (9件)： 初期 ,  海洋 ,  再生可能エネルギー資源 ,  推定 ,  波浪 ,  海流 ,  潮流 ,  温度差発電 ,  エネルギーポテンシャル