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J-GLOBAL ID：201702252151805432   整理番号：17A1995815

組織制御による高マンガンシリサイド化合物の熱電性能向上

Microstructure and thermoelectric properties of higher manganese silicide compounds

著者 (6件)： CHEN Zhong-Chun (鳥取大 大学院) ,  小田開 (鳥取大 大学院) ,  WU Lijie (鳥取大 大学院) ,  音田哲彦 (鳥取大 大学院) ,  吉年規治 (東北大 金属材料研) ,  和田武 (東北大 金属材料研)
資料名： 東北大学金属材料研究所新素材共同研究開発センター共同利用研究報告書(CD-ROM)
巻： 2016  ページ： 33-34  発行年： 2017年07月06日 
JST資料番号： L3700B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高マンガンシリサイド(HMS)化合物は,安価で安全な元素から構成されている。また,比較的大きなゼーベック係数と金属並みの電気伝導性,優れた耐食性や耐酸化性を併せ持つため,300~600°Cの中間領域で有望な環境調和型熱電材料として期待されている。しかし,熱伝導率が高いことが,その更なる性能向上を妨げている。そこで本研究では,高圧ガスアトマイズ法による粉末から液体急冷-SPSによりp型HMS系熱電化合物であるMnSi_1.75を作製し,試料の微視組織,電気抵抗率,ゼーベック係数,および機械的性質との関係を調べた。SEMやEPMAなどにより,得られた試料を特徴づけた。その結果,高圧ガスアトマイズ法を用いてMnSi相の生成を抑制でき,細かい高マンガンシリサイド(HMS)化合物粉末の作製に成功した。また,焼結した試料はHMS相を有する高密度の緻密体が得られた。電気抵抗率は温度600°C付近まで上昇し,その後下降した。などの知見を得た。

シソーラス用語： *ケイ化物 ,  *マンガン化合物 ,  *熱電素子 ,  環境順応 ,  熱電材料 ,  高圧 ,  噴霧法 ,  高速冷却 ,  放電プラズマ焼結 ,  P型半導体 ,  微細構造 ,  電気抵抗率 ,  輸送係数 ,  機械的性質 ,  密度 ,  相組成 ,  *性能指数 ,  熱伝導率 ,  走査電子顕微鏡 ,  電子プローブX線分析 ,  X線回折分析
準シソーラス用語： Seebeck係数 ,  SPS【焼結】 ,  ガスアトマイズ法 ,  *ケイ化マンガン ,  環境調和型 ,  組織制御

分類 (1件)： 熱電デバイス  (NC03090J)

引用文献 (3件)：

• E. Groβ, M. Riffel and U. St?hrer, J. Mater. Res., 10 (1995), 34-40.
• S. Okada, T. Shishido, M. Ogawa, F. Matsukawa, Y. Ishizawa, K. Nakajima, T. Fukuda and T. Lundstr?m, J. Cryst. Growth, 229 (2001), 532-536.
• M. Umemoto, Z. Liu, R. Omatsuzawa and K. Tsuchiya, Mater. Sci. Forum, 343-346 (2000), 918-923.

タイトルに関連する用語 (4件)： 組織制御 ,  マンガン ,  シリサイド ,  性能向上